7月15日『ヤングのさくらんぼ漫才』

ヤングの全国ツアーってことで、今日は山形で『ヤングのさくらんぼ漫才』をした。小学校の校舎を改装した建物の中、教室みたいなところでのライヴ。マイクも無いので持参のダミーマイク、照明は付けっぱなし、音響も自分でいじりながらの一時間。山形のさくらんぼは美味しくて、途中お客さんにも配って食べながら見てもらった。何となく今回は全部新ネタで、ということになり、結局5本(ひとつはお遊びみたいなもの)の新作漫才をした。1本目の「レトロ」は今日の昼に作ったもので、相方と山形の街を歩いていたら、ちょうど古びた感じの病院があり、その後サ店で作った。その辺りの一連の様子は動画を回していたので、そのうちYouTubeに上げると思う。2本目の「桃太郎」は、こないだの『ヤングの狂い咲き漫才』のときにボツったやつを形にした。家来の犬目線のお話。「夏祭り」はさくらんぼで遊びたかっただけ。本当はステージで、もう少し良い感じにやりたかった。「子音」は、前に知人と遊びで母音だけで会話していたのを元に作った。一番お気に入りかもしれない。最後に演った「フンコロガシ万吉」は、確か一昨日作った。明確なボケもツッコミも無い、ひとつの仮説に基づいた、とある芸人のお話だ。

昨日前乗りで仙台に泊まり、今日は山形、で明日大阪に帰る。何人かのお客さんは大阪もしくは東京から来てくれて、それはとても嬉しいことだ。わざわざ来る価値のあるものにしたい。プラス地元の人も何人か来てくれて、規模は小さいけれどもやった甲斐はある。

金は掛かるけれど、知らない街に来て、ぶらついて、美味いものを食べて、面白いライヴを見て、帰る。というのはとても有意義な遊びだと思う。そのきっかけ作りになれたら幸い。