ご陽気

昼間、久しぶりに自転車で大阪城公園へ行った。この広い公園は、我が店からも程良く近い(歩いて12分、自転車4分)。人は、まばらではあるが、いた。ベンチでビールを飲む人や、スケボーをする人、ジョギングをする人などが散らばっていた。未だに散り切らぬ桜の木の向こう側に、お堀、そして、お城が見えた。雀たちは矢鱈と鳴いていた。ご陽気なものです。

自分は自転車をただ漕いでいた。のろのろと、きょろきょろと、していた。ジョギングの人たちが次々と自分を追い抜かして行く。皆、健康的な姿であった。そうして自分は、締まりのある背中や、尻を、見つめながらペダルを漕いで、さて…、と混乱しきった頭の中を整理する。

夜には、友達が店に来て、どんちゃん騒いで帰って行った。別に何ということも無い、ただの一日が終わった。

最近は、また、清志郎ばかり聴いている。あの娘に会いたいとか、きみのことを知りたいとか、きっと大丈夫とか、そんなことばかり歌っているのだ。

何もいりません。舞台に来てください。