覗く

自分はnoteでは誰一人フォローはしていないが、実はこっそり他人のnoteも覗いている。ほら、そこの、あなたのやつです。

いくつか気に入っている文章があり(スキやサポートはしないけれど)、ふとしたときに読み返すこともあるし、チェックしているのにあまり更新されていなかったら、ちぇ、と思う。自らも読者のために書くわけだから、時にはこうして読者の気分を味わうことも大切なのである。舞台などもそうで、何か他の舞台を観覧することで気付くこと。それは決して、良いものだけでなく、悪いものから学ぶこともある。他人の舞台を見るといつも頭がぐるぐるして、とにかく頭で考えがちの自分は、考え過ぎてはいけない、あまり考えるな、ということをつい考え過ぎてしまう。

note。心うちがだだ漏れな人も、何だか根暗な人も、格好付けの人も、ユーモラスな人も、そして自分も、携帯やパソコンでぽつぽつと文字を打ち込み、誰が見ているかも分からぬインターネットの海に文章を置いていく。つまらない文章を書く人の文章はつまらなくて、読む気にもならぬ。だが、言葉はいつまでもそこに居座っている。知ってた?実は、削除ボタンを押しても、決して消えることは無いらしいよ。面白い文章を書く人は、これは、ひとつの才能かもしれぬ。くす、と笑えたり、じぃん、と沁みるような、素敵な文章に憧れる。自分の場合は、適当に思ったことや思ってもいない出鱈目を書いているだけで、単なる暇潰しに過ぎない。けれども、何人かが読んでくれるし、褒めてくれるし、少しの金も貰えるし、それに、きみにも会えたし、やってて良かったと思う。そのうち辞めるだろうから、今のうちに何か書いておこう。けれども、そんなに書くことなど無いのだ。大切なことは直接口で伝えるし、伝えたい。

本当は自分だって、コメントをしたり、死ぬなよ、晩飯代に、と1000円くらいのサポートもしたいのだが、何だか恥ずかしく、うわこいつ見てるやんキモ、と思われそうなので我慢している。その辺りは自意識過剰の小心者なのだ。眠れぬ夜に、こっそり盗撮気分で覗く。きみの書く文章や撮る写真、とてもスキなのです。

何もいりません。舞台に来てください。