畜生

特に理由も無く苛ついて、畜生、ぷんぷん、暴れて、呪って、いざ一人になると途端に寂しくなる。

そんなときに、ヨシヨシおいで、なんて言われたら、涎を垂らしてひょいひょいと近寄ってしまう。何と単純な奴だろう。畜生はおれだった。素敵な飼い主をずっと探している。

何もいりません。舞台に来てください。