あっ

首の痛みがひどくて、また、鼻水が滝のように溢れるので、くしゃくしゃのティッシュペーパーが山のよう。せっかく珍しく、早起きした(今日はなんと10時に起きたゾ。エライ!)のにも関わらず、早々暗鬱な気分で、何もしたくない、何も考えたくない、腹は減ったが何も食べたくない、それよりも、きみに会いたい、きみと公園へ行きたい、そして、くだらない、魚偏の漢字クイズなどを出し合いっこして、こそこそ笑って、甘いチョコレートを食べたい、そういえば昨日の夢にきみが出てきたのだった、きみは教室の隅っこの机で何やら難しそうな顔つきで、あやとりをしていた。

首の痛みを和らげるために鎮痛剤を飲みまくり、溜まっている洗濯物を無視して、市販のレトルトカレーライスを食べている。外が何やら騒がしい。あぁ、もう12月になってしまった。あっという間に今年も終わって、年が明ければまたひとつ歳を取る。あっ。

公園は、冬の匂いがした。頭の悪そうな子供たちが薄着で走り回っていた。ベリベリベリ、と上空でヘリコプターが飛んでいる。何か凶悪なテロでもあったのだろうか。よく晴れている。洗濯をすれば良かったと悔やみながら、自転車に乗った。

道路が封鎖されていて、人々が走っている。マラソン大会をしているようだった。こんな寒い時期にマラソンをして、一体何が楽しいというのか。世間の関心、ニュース、政治、について全くもって興味が湧かぬ、凡人の自分である。世界を変えるよりもまず、自らの革命を起こさなければならない。

マフラーを失くしてしまった。死んだ祖母がくれたものだ。多分どこかにあるだろう。

何もいりません。舞台に来てください。