4月6日『顔ハメパネル絶対顔ハメますライブ』

今日から東京舞台。新幹線で西村賢太の「雨滴は続く」を読んでいたら面白過ぎて気付いたら東京に着いていた。初日は十条で行われた、漫才師・耕し主催の『顔ハメパネル絶対顔ハメますライブ』。十条は、赤羽の隣の駅であった。赤羽といえば昔、10代の頃に一度友人と行ったことがある。エレファントカシマシの地元で、都会から少し離れた埼玉の、団地住宅が並ぶ街。友路有(トゥモロー)という喫茶店に行ったのを覚えている。さて、初めて降り立つ十条は少ししか歩いていないが、一発で分かる、これは良い街だと感じた。会場は商店街の端にある十条Oplaza、毎度の如く迷子になりつつ辿り着いた。主催の耕し・畑英之さんとも再会、いつ見ても渋く穏やかで、かつ義理堅い人である。そして変テコで面白い。靴下が可愛くて、見せ合いっこなどした(私も今日はジャケットを着たクマの可愛い靴下を履いていた)。相方のロッドボーイマンも粋でファンクな面白人間である。素敵なコンビだ。ライヴは初めましての東京芸人も沢山出ており、温かく迎え入れてくれた。ピンで出ていた馬鹿よ貴方はの新道さんとも初めて共演、終演後に少し話した。どうしようもない人ではあるのだけど、思った通り、やはり漫才師としての美学はキチンと持った方だった。今はあまり漫才をしていないと言っていたので、またやって欲しい旨を伝えた。

何もいりません。舞台に来てください。