9月22日『ヤングvsにぼしいわし全面戦争』

我々のYouTubeもやってくれている作家のマエダくんが「にぼしいわしさんが上京する前に、最後ヤングさんと何かライヴ出来ませんかね?」と言い出したのが始まりで、一度いわしとマエダと三人で飲みに行った。その場でライヴの構想は盛り上がり、お互いが芸人を4組ずつ呼んでの全面戦争、ゲストは全員シークレットにしようとなった。入場料も3000円と割高だが、その分ゲストはとびきり豪華にして、東京からも呼べるようにした。

この勝負、上京するにぼしいわしに華を添える気持ちも無いことは無いが、やっぱり圧倒的に勝ちたい。にぼしいわしという漫才師は強烈にストイックな奴らで、ほんわか見送るよりも、最後に本気でぶつかり合った方が良いと思った。我々ヤングチーム、まず最初にオファーしたのは山が動く寺岡氏だった。とにかく自分は寺岡氏の面白さを信頼しているので、体調の面さえ上手くいけば、広い舞台で美しい光景が見れると思った。その他3組も、自分の主催している『ナイトオブコメディー』のメンバーで、過去に出演していた、もしくは今も出演している人たちで揃えた。他にも候補はいたのだが、結果的には今呼べる最強の布陣となった。

運良くスケジュールの都合も噛み合い、にぼしいわしチームも華やかなメンツで、これは絶対におもろいな、と確信出来る形となった。それからは、いわしやマエダくん、スタッフの方々のお陰で、きっちりと準備や打ち合わせを行い、当日の中央会館には130人近く来てくれたのだろうか?大阪のインディーズライヴシーンでは相当な集客を見せた。スタッフの方々の熱量も相当で、会場の都合上、リハの時間もままならず、開場~開演までも15分しか無い中、スムーズに全員が動いた。ライヴ本番は緊張感と高揚感の爆発を何度も見せる盛り上がりで、最終的にヤングチームは負けてしまったのだが、悔いゼロの、面白いライヴとなった。終演後、マエダくんはちょっと泣きそうになっていたし、寺岡氏もまた舞台に立ちたいと言ってくれた。出演者とスタッフがほぼ全員参加した打ち上げは、深夜3時過ぎまで続いた。

何もいりません。舞台に来てください。