ゲーム

子供の頃、我が家にはスーパーファミコンとプレイステーションとセガサターンとニンテンドー64とプレイステーション2があった。全て新しいもの好きの父親が発売とともに買ってきたのである。しかし最新のハード機を買うことで満足してしまう父親は、最初にちょっとプレイするだけで、それからはもうあまりやらない。だからハード機に比べてソフトの数は少なかった。セガサターンなど、3つくらいしかソフトが無かった気がする。

友達の家に行くと、テレビ台の前に常にゲーム機が設置されており、羨ましかった。我が家では、プレイ後は必ずコードを抜き、束ねて箱に仕舞うのが決まりだった。毎回準備するのも面倒なので、自然と我が家のゲーム機たちは箱の中に入れられたままとなる。誕生日などでゲームを親にねだったことは無く、家では漫画やミニ四駆やポケモンカードやハイパーヨーヨーばかりしていた。

ゲームが嫌いなわけでは無い。持ち運び出来るゲームボーイは好きで、布団の中でも便所の中でもどこでもやった。ポケモン赤、星のカービィ、テトリス、ドンキーコング、メダロット、など、どれもやりまくっていたら視力が落ちた。当時のゲームボーイは白黒の粗い画面で、そのうちゲームボーイカラーやアドバンスといったものも出たが、私は初期の分厚いゲームボーイが好きだった。20歳頃にはニンテンドーDSを買って、生まれて初めてドラクエをやった。滅茶苦茶面白かった。

大人になり、スマホゲームなどにハマることも無く、今やっているのはパソコンsteam版のぷよぷよくらい。ぷよぷよは、子供の頃から好きだった。主人公アルルと敵キャラによる対戦前の会話シーン(漫才デモと呼ばれる)、そのやりとりが面白くて、今思うとあれが私にとって漫才の目覚めだったのかもしれない。当時は階段積みしか知らなかった私であるが、大人になってからはGTRや鍵積みなども習得して、今も時折ランダムマッチでレート上げに勤しんでいる。…おそらく何のこっちゃさっぱり分からないだろう。ぷよぷよは今やeスポーツとして競技化されており、世界中に強豪プレイヤーがいる。技術は勿論、瞬発力と俯瞰力が常に試されるゲームで、まさにスポーツを見ているように面白い。

去年の「24時間きまぐれベストフレンド」では、夜中に相方とがんばれゴエモンをプレイした。布団で寝転びながらお客さんの声援を受けつつ、最後は全クリして大盛り上がりした。あれがちょうど一年前。もう一年も経ったのかと思う。

今度、初めて「どうぶつの森」をやってみます。動物好きなので、楽しみです。無料で配信もする予定。



何もいりません。舞台に来てください。