金に無頓着な自分は、未だに上手く金を使うことが出来ない。無駄な大金出費をしたかと思うと、買わなければならないものを何故かケチって買わず仕舞いでいたりする。

先日、布団のシーツを新調した。これは、買わなければならないものか?と言われれば、はっきり言って、別に買わなくても良いものである。ただ、何故かそのときの自分は、今日はシーツ買うんや、と決めてしまって、そうなるともう脳内の決定は揺るがぬ。シーツシーツと口走りながらショッピングモールを徘徊、疾走、物色、結果、4000円ほどのシーツを購入して、後になってから、別に要らんかったかもな、と溜息をついている。

かと思えば、今現在、自宅の洗濯用洗剤が切れているのだが、一向に自分は買わぬ。まだ今日は洗濯しないだろう、などという口実で、たった300円そこらのものを、ちっとも買おうとしないのだ。流石にそろそろ買おうかと思えば、雨降りで、あぁ、梅雨、当分洗濯は出来そうにないし、また今度、なんて言って呆けている。同じく、石鹸、麦茶パック、洗濯ばさみ、鍋つかみ、などの生活必需品が、いつまで経っても家に無い。

今は、新しいフォークギターを買おうかと思っている。

何もいりません。舞台に来てください。