もしも犬

寺のライヴ以降、体調が芳しくない。厳密に言うと、寺のライヴの日の朝以降、何だか体調が優れない。本格的な冬の到来が原因だろうか。一番は首の痛みで、鼻もずるずる、足も冷え冷えである。寝てるんか起きてるんかもよく分からず、服も散らかり放題、しっちゃかめっちゃかで、心がむしゃくしゃする。

そんなときは、犬。もしもここに犬がいたら、って思う。きっと自分は撫でるだろうし、ひょっとしたら抱っこもするかもしれない。犬種は勿論ミニチュア・シュナウザーだ。それで、しばらく見つめ合って、ハァハァして、よしよし、何、おなか掻いてやる、って、こちょこちょやって、じゃあ散歩行くぞー、外に出て公園で走り回ってたら、可愛いギャルが近づいて来て、え~名前なんていうんですか~、タクミです、タクミ~、とか言ってるうちに日が暮れて、おれはチョコ、犬はササミ、満足げな顔つきで帰宅すれば、きっと体調も良くなることだろう。


何もいりません。舞台に来てください。