第7回筆談ラジオ

あなたの小鼻をぎゅっとラヴ、ヤング嶋仲です。この番組は言葉を話し書くラジオ、一度打ち込んだ文字は消さず直さず、タイピングし続けます。筆談ラジオを楽しみにしている読者はどのくらいいるのでしょう。おそらく、そんなにいないと思います。あれば読む、くらいの感覚でしょう。私も同じく、楽しみとかでは無く、月末やから書かなあかん、みたいな感覚になっております。お互い適度に楽しみつつ、日常へ戻り、また月末に会いましょう。

皆さんは誰かと話しているとき、相手の頭の中がどうなっているのか気になることはありませんか?たとえば、金目鯛って美味いよね、煮つけとかね、そうそう、鯖も美味い、ねー、鰆なんかも良いよね、分かる、でも結局は秋刀魚が一番好きなんだ、秋刀魚は秋になると食べたくなるよねー、などと会話している最中に相手の頭をぱっくり開いてみたら、この人なんでずっと魚の話してるんだろ、そんなに魚好きなのかな、などと考えていて、少しショックを受ける。というのも、自分も別に魚の話がしたいわけじゃなくて、ただこの人と取り留めの無い会話をしている時間が好きなだけで、テーマは魚じゃなくても何でも良かった、だけど相手からすれば確かに自分はさっきから魚の話ばかりしているから魚好きと思うのも無理は無いのかもしれん、と思って、まあ魚なんてどれも同じやしそんなに好きでもないんだけどね、と言うと、相手は驚いた様子でこちらを見ながら、あ、そうなんだー、と言う。慌ててもう一度相手の頭を開いてみると、魚そんなに好きじゃないの?え?どういうこと?と困っていて、こちらもどうすれば良いか分からず、困って、気まずくなる。

これはたとえ話ですが、何となく、分かりませんか?言葉と気持ちがいつもどこかズレていて、かといって、変な感じにはしたくない。ぴったり自分の気持ちを言葉に乗せて、変な空気にもせず、上手く相手に伝えることは難しい。だから私は、私の何かが少しでもあなたに届けば良いなと、いつも思いながら言葉をnoteに書いたり話したりしています。

では本日の一曲目。カネコアヤノで「こころとことば」

お聞きいただいたのはカネコアヤノで「こころとことば」でした。

それではお便りを紹介します。近亜紀のテーマは「寝る前に必ずやること」。一通だけ来ました。

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ラジオネーム:料登

嶋仲さん、こんばんは。初めてメールします。

「寝る前に必ずやること」


私は毎晩、外国人の方が日本語で話す動画を聴いて寝落ちしています。


昔から、外国訛りの日本語を聴くと体がゾワゾワして気持ちよくなります。

何年か前に、特にヨーロッパの男性の訛り方がツボであり、聴くとすんなり眠れることに気づきました。ただヨーロッパ圏の方は日本語の動画をあまりあげないため、母数が多くて次にツボである韓国人男性の日本語練習の動画をよく観ています。

また、囁き声ではだめで、小声で発音はしてるくらいの話し方の動画がよく眠れます。このように自分の好みがわかってくるのは嬉しいことです。

興味がありましたらYouTubeで「ASMR 日本語」と検索してみてください。

「ASMR 韓国人」ではだめで、これだと韓国人がご飯を食べる動画や、韓国人が耳かきをする動画が出てきますのでご注意を。


なんか恥ずかしくて友達に言えないルーティーンなので、この機会にメールを送らせてもらいました。note、いつも読んでます。これからも楽しみにしています。

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料登さん、ありがとうごじました。りょうとさん、りょうのぼりさん、どう読むのか分かりませんので、りょうのぼりさんと読みます。恥ずかしくて友達にも言えないことを教えてくれて、そのこころが嬉しいです。眠る前にラジオを聴いたりクラシックを聴く、なんて話は聞きますが、外国人のつたない日本語、というのは何だかおかしくて良いですね。ASMRというのも時折耳にはしますが一体どういうものなのか、あまりよく知りません。ええ感じの音、みたいなやつですよね。私は不眠気味で、一度雨音BGM集のようなものを枕元で再生して寝てみましたが、汗だくになる夢でうなされて、とても苦しくなった記憶があります。けれどもルーティーン化してしまうと危険もつきまといます。、そのうちあなたは外国人の日本語無しには眠れなくなるかもしれません。そのときは外国人の異性と付き合うか結婚するかして、毎晩耳元でカタコトの日本語で子守歌を歌ってもらいましょう。料登さん、お便りありがとうございました。また送ってくださいね。

お便り、どしどしお待ちしています。宛先は foolsyoung@gmail.com まで。件名に「筆談ラジオ」、ペンネームも添えて。返信はしません。採用された方にはオリジナル下敷きをプレゼント(まだ作ってません。いつか)。次回のテーマは「この名前に生まれたかった」です。

では、今回から新コーナー。素敵なラヴソングのコーナーです。私の好きなラヴソングを紹介します。今回はユニコーンの「車も電話もないけれど」です。お聴きください!

ライヴ映像がユーチューブにはありませんでしたがニコニコ動画にありました。とっても素敵な歌詞と曲です。幕末の日本に船でやって来た外国人女性との恋の歌です。これはユニコーンが再結成した後のライヴです。奥田民生はソロ時代はいつもギター片手に歌っていました。私も再結成のライヴを見に行ったのですが、そのときにこの歌をハンドマイクで歌い始めて、興奮したのを覚えています。

というわけで、今夜はこのあたりでさようなら。最後にオリジナルなぞなぞをひとつ。皆さんちゃんと解けてますか?

「お花を育てるのが苦手な鳥ってなーんだ?」

じゃあな!おやすみ。

何もいりません。舞台に来てください。