雨歩き

今日は洗濯しようと意気込んでいたのに、起きれば雨、止む気配も無く降り続けていた。ぷんすか拗ねた自分は、お気に入りの服を着て、髪もジェルワックスでしっかりとセットした後、外に出て、傘もささずに歩いた。それでも雨は止むことは無く、しとしとと降り続けていた。負けじと自分も闊歩した。ずんずか歩いた。服は濡れ、髪はしおれていたが、お構いなしの顔つきで、決して雨宿りはしなかった。おれは雨宿りをしなかったのだ。

何もいりません。舞台に来てください。