7月9日『ヤングVSにぼしいわし全面戦争〜東京大決戦〜』

東京の街は相変わらず混沌とした様子で、キラキラとドロドロが混じり合っていた。曇り空、蒸し暑くて、人々は汗だくでうなだれながら歩いている。終了した都知事選のポスター看板が撤去されずに放置されていて何となく眺めていたのだが、あまりに気味悪くゾワっとしてくる。色んなことから解放されて、純粋な気持ちのまま、笑って素敵に暮らしたいよね…って思う。西荻にある勤労福祉会館ホールは駅からも遠くて、自分はレンタサイクルで相方にただついて行ったので地理も分からぬが、静寂の住宅街、ここで今夜、凄いライヴをやるのだと意気込む。

我々とにぼしいわしで、お互いに面白い奴らを呼び合っての一対一ネタバトル全面戦争。ちなみに出演者は全組シークレットにしていた。結果、誰が出演したかというと、ヤング軍からは、虹の黄昏、街裏ぴんく、マシンガンズ、オダウエダ。にぼしいわし軍からは、センチネル、ハクション中西、シンクロニシティ、ヨネダ2000。この面子が一同に会して本気のネタで対決をした。

次はこいつらだ!と呼び込み、客席の後方からシークレットゲストが登場する演出は、毎回おお!って感じで、とてつもない盛り上がりを見せた。MCのスーズとカナメストーンも圧巻で、爆笑を生みまくっていた。

舞台に立てばいつも、誰よりも目立ち、毎回断トツでかっ攫っていくような、そんな人たちばかりを集めた我がヤング軍である。対戦カードも順番も、至るところに愛を込めた。時間が押しに押して、施設の閉館時刻が近付く。舞台袖のスタッフたちがてんやわんやの中、最後は我々の漫才。出番前に急遽頭の中で整理して、短くスパッと演った。皆ちょっと面白過ぎて、勝ち負けもよく分からんが、最終的に我々ヤング軍の勝利。これぞライヴの面白さ!というのが沢山詰まったような、ライヴでした。西荻まで来てくれた人たちに感謝です。


何もいりません。舞台に来てください。