お正月

初夢は確かに見たのだが、内容は忘れてしまった。見たことだけは覚えている。良夢でも無ければ、悪夢でも無かったのだと思う。実家に帰り、2歳になる姪っ子に年玉をあげて、その見返りにほっぺたを触ろうとしたら、イヤ!と言われたので、拗ねる。そうして元日の夜は家族で鍋を食べた。年々寒さに弱くなっている自分は、何枚も厚着をして、それでも寒い寒いと震えている。大掃除はしなかったが、床に散らばった本たちをある程度整理して、本棚に並べた。たったそれだけのことで、よく頑張りました、と自賛しながらお菓子をつまむ。

中学、高校の頃に書いた日記やノート、メモ帳などを実家から持ち帰ったので、パラパラと読んでみると、思い出すものもあれば、全く記憶に無いものもある。どれもふにゃふにゃの書き殴りで、恥ずかしい言葉が並んでいた。「おもんない奴が多すぎて嫌になるけどおもろいことは必ずどこかにまだまだあるはず」今とあまり変わらなかった。

何もいりません。舞台に来てください。