エンゼル

甘い甘いマシュマロにまみれて暮らせたら、どれほど幸せだろうか。もう何も心配はいらないよ、全てはうまくいくから、と未来の人が言ってくれたら、どれほど楽になれるだろうか。

髪が伸びたのを放っておけば、早く切れ早く切れと色々な人に言われて、鬱陶しい。それは、鼻先まで伸びた前髪よりも鬱陶しいのだ。そうして、いつの間にか自分はとても寂しい気持ちになる。マトモに生きていくには、まずは清潔に、身なりを整えなければ、ならない。自分は元々がとても不潔で臭いから、余計に気を付けなければならない。それだけのことなのに、横着して、後回し、開き直ってチョコの玉を舐めている。お陰で舌は真っ黒だ。情けない話である。

エンゼル、きみはどこにいるのだ。早く助けに来ておくれ。


何もいりません。舞台に来てください。