ときめき

35歳(アラフォー)になったからといって、暮らしが変わることはない。きっとこのまま死んでいく。小銭だらけで財布が膨らみ、札が一枚も無かった。レジでお釣りのことも考えず適当に札ばかり出していたからだろう。面倒くさいことが多すぎる。世の中で当たり前とされていることが、やっぱり全然理解出来ない。どうでも良すぎて欠伸とくしゃみ、昔からずっとそうだった。正直、年老いた感覚はあまり無くて、お肌が老化しているのと、ちんちんが上手く勃たないのと、記憶が抜け落ちていくことくらい。この先の色んなことにワクワクしている自分がいる。むしろ昔よりも若返ったような心持ちで、だから全然腐ってはいない。アルバイトとかして腰を傷めていた頃と比べると、今の方が随分マシである。青春さながら、胸ときめくこともある。熱情は消えず、年を取るごとに大切な感情が次々と増えていく感覚。10代がひねくれで20代がやさぐれ、だとすると、30代はときめき、かもしれぬ。普通に考えれば気持ちの悪いことで、35歳のおっさんが、ときめきとか抜かしてる…、って思うだろう。けれども、そういうものだよ。たとえば清志郎にしても、化粧を始めたのは30歳を過ぎてから、20代の頃の暗い繊細な歌を経て、段々ポップでキラキラした歌を歌い出したのだ。今年の私、個人的なテーマは、ときめき。行けるところまで飛んで行きたい。で、沢山ときめきます。

誕生日には色々なプレゼントを貰った。勿論嬉しいのだけれど、私も誰かにプレゼントをあげたい、と思った。とあるメッセージに「充実した甘い一年になりますように」と書いてあって、嬉しかった。甘い一年、って良いと思いませんか。最近作った歌の詞で「スウィートソウルでファンシーな日々を送ろう」というのを書いていたから、何となくリンクした。まさにそんな感じ、甘くて熱くて色とりどりな時間をきみと過ごしたい。突如やって来るぶたの群れの下敷きになっても平気。それでも届けたい手紙って、どんなのだろう?誰かを想う気持ちさえあれば、何とかやっていけるのだろうね。

何もいりません。舞台に来てください。