6月29日『イタズラ・サイエンス・フィクション』

先月ちょっと熱が出て寝込んでいたときに、布団でうなされながら頭の中でドレミファソラシドのアナグラムみたいな遊びををしていた。ソラ、空、ミレ、見れ、シソー、思想、みたいな感じでやっていたけど大して上手くいかず、余計に悶々として熱が出た。だが、あるとき、ドレミファソラシドは、いろはにほへと、でも表せるじゃん、と思って、そしたら何か閃いた気持ちになったので、ひとりでライヴをしようと決めた。

タイトルをまず考えたのだが、案の定思いつきで、サイエンスとか言ってるから舞台上で色々な実験をしようと思い、それから具体的な内容を考えた。音楽を使って笑いのようなことが出来ないか?笑いを使って音楽のようなことが出来ないか?自分は出来ると思っていて、だから、どちらでも無いような、何だかよく分からんがちょっと面白そうなライヴを演った。お客さんもきっと、始まるまでどんなことするのかよく分からんかったと思うが、たまにはそういうライヴも楽しいだろう。

実はこの一週間ほど何だかんだで忙しく、またもや熱が出て倒れ込んでいたのだが、それに、例のごとく悩まされてノイローゼに陥り、先日の「ザ・セカンド」ライヴツアーの大舞台でも脳内に「はにほの歌」が流れる始末で、もう中止にしよかな!って勝手に自暴自棄にもなったりしたが、薬がぶ飲みで何とか盛り返して、当日ぎりぎりまで準備も粘り、ひとり舞台は無事に終わった。一時間半以内に収められて良かったです。本当はあと3つほど考えていた実験もあったが、ボツにした。ライヴが終わるとすっかり元気になって、アジフライとか食べた。簡単な奴です。

何もいりません。舞台に来てください。