第2回筆談ラジオ

きみを勿忘草。さあ始まりました、第2回ヤング嶋仲の筆談ラジオです。このラジオは私が話し書く文章、つまり、一度書いたものは消さず直さず、そのまま書き散らかす、というコンセプトで、月に一度、やっております。携帯ではなくパソコンからお送りしています。多少変な文体になるかもしれませんが、大目に見てください。

6月は早くも終わろうとしていますが、皆さんは元気でやっていますか。我が店は相変わらずろくに営業もしていませんが、政府の協力金によって、今年は楽勝で家賃が支払えそうです。なので、当面は金を稼ぐ必要が無くなりました。働かなくて良いとなると、働かなくなるのが私です。毎日、散歩をしたり、ギターを弾いたりしながら、気楽に過ごしています。舞台は再開したので、ちょっと、頑張ろうと思っています。面白いアイデアがいくつか頭の中にありますが、行動に移す気力がありません。少し、ソワソワ、そして、イライラしています。

先日、カネコアヤノさんのコンサートへ行きました。初めて生で見て、歌を聴きました。とても美しく、力強い音楽がそこにはありました。今、見ることが出来て良かったと、心から思います。今、見ておかなければいけないような気がしたのです。というわけで、思わず泣きそうになる歌のコーナー。この歌は、コンサートでも、一曲目に歌われていました。イントロの時点で、私はすでに涙ぐんでしまいました。それではお聴きください。カネコアヤノで「抱擁」。

さて、泣いてばかりもいられません。先ほども書いたように、私はイライラしています。というのも、この筆談ラジオでお便りを募集したところ、前回は一通しか来ませんでした。今回はゼロでした。誰も、何も、言ってきません。最近舌打ちしたこと、というテーマでしたが、誰も舌打ちをしていないのか、はたまた、送るのが面倒なのか、恥ずかしいのか、理由は分かりませんが、事実、誰も何もしてこなかった。これでも私はぎりぎりまで待っていたのです。6月が終わるまでは待とう、と思って、ずっと、日が変わるまで、待ちました。そして、そんな期待は虚しくも見事に裏切られて、もう日付が変わって7月になってしまいました。待っていた私がまるで無能で無知な田舎者のようです。前回送ってくれたミルクレープ(仮)さんまでもが、今回は何故か送ってくれませんでした。前回の件で、もうつまらないと判断されたのかもしれません。とにかく、私は舌打ちしました。苛つきました。私はこの筆談ラジオを続けていくつもりでしたが、もうすでにやる気が失せています。それどころか、note自体を辞めようと思いました。

あなたたちは、いつもそうです。受け取るばかりで、何も行動を起こそうとしません。読んでくれるのは嬉しいことですが、そして、時折、このnoteにあるスキというハートボタンも押してくれるのも、構いませんし、嬉しいことではありますが、それ以上のことは何もしてきません。スキボタンなんて、正直言うと、私にとってはどうでも良いのです。陰湿で高慢な読者たち。あなたたちは、一体何様なのでしょうか。のぞき穴から覗くばかりで、一向に正体を現そうとはしません。金も払わず、こっそりジロジロ見られるのが、気味悪く、そちらがそういうつもりならば、こちらも、そういう態度で臨みましょう。あなたの目が、今これを読んでいる目が、腐ることを祈ります。

舞台は生ものですから、目の前に、実際にお客さんがいます。現地まで足を運んで、入場料を支払ったお客さんが、期待を胸に座ってくれています。私はそれだけで、もう十分に幸せで、それ以上は何も望みません。後は大いに好き勝手に楽しんで頂ければ、良いのです。感想を伝えて欲しいとも、さほど思いません。勿論、面白かったです!なんて声を掛けられたら、嬉しく、相手がうら若きキュート・ガールならば多少勃起もします。しかし、舞台を見て笑ってくれたら、また、楽しんでくれたら、そしてまたいつか来てくれたら、それだけで全て想いが伝わります。だから、何も望みません。私は、私の舞台に来てくれる人を、何より大切にしたい。

インターネット上においては、どこか不気味な部分があるのです。舞台とはやはり違います。時折、note読んでます!なんて言ってくる人もいますが、もう読まなくて結構です。私は、ひょっとすると、寂しいだけなのかもしれません。ただ、これだけは分かってください。私は、あなたたちの、最近の舌打ちについての話を、ただ知りたかっただけなのです。少しくらい協力してくれても良いと思いませんか?それとも、仕事で、バイトで、学業で、恋愛で、忙しくて、それどころでは無かった、とでも言うのですか。どうせ、くだらない雑用仕事、くだらない無意味なる学業、くだらない不埒な恋愛、ばかりでしょう。それよりも、私と筆談すれば良いのに。相手がいなければ筆談は出来ません。私はほとほと、呆れました。沈黙を貫くあなたたちを、私は信じません。というわけで、ここで一曲お聴きください。ジョン・レノンで「GOD」。

ジョンの言うように、私も、私と、私の愛する人だけを信じることにします。それ以外の、つまり、あなたたちのことは、信じません。少しでも信じた、期待した、私が馬鹿でした。もう、どこかに行ってくれて結構です。本当はなぞなぞも考えようと思っていましたが、そんな気分にもなりません。だけど、せっかくですから考えてみます。ちなみに前回の答えは「切手」でした。

「よく喋る車はシャベルカー。では、ちっとも喋らない車は?」

一応、次回のテーマを書いておきます。「私の初体験」初体験にまつわるエピソードを募集します。宛先は、foolsyoung@gmail.com まで。件名に「筆談ラジオ」とお書きください。ペンネームも添えて、お願いします。返信はしません。採用された方には番組特製下敷きをプレゼント。もし一通も来なかったら、もうこれきりで、さようなら。

何もいりません。舞台に来てください。