喜劇的騎士

月に一度、主催の舞台「ナイトオブコメディー」が終わるといつも、へろへろに疲れて、ライヴ中は特に何も無いのに、終演後は必ず首と頭が異様に痛み出す。空腹なのに、何も食べる気が起きず、ふらふら自転車に乗って帰宅すると、薬を飲んでそのままバタンキュー。本当に体力が無くて、悲しくなる。少し眠ると、完全回復、すっきりして、とても元気にもりもりご飯を食べている。体力の問題というよりも、気を張って、頭を使っているから、余計に疲れるのだと思う。

こないだ24時間トークライヴを敢行したのだが、大して疲れなかった。ずっとだらだら遊んでいるようなライヴだったので(それはそれで、とても素敵な、最高の一日だった!)、気を張るということが無かったのだろう。24時間で平気な男が、2時間の主催ライヴではいつも疲労困憊する。

自分の場合、他の出演者にはあまり事前に内容を伝えない。準備などは全て一人でする。何日か前から企画を考えて、一人で何度もシュミレーションしながら、動きや段取りを決める。今ならば、配信もしているので、その準備も一人でする。ライヴ中も、ずっと裏で流れを確認しつつ、時計を見ながらその都度頭の中でパターンを変更する。勿論、自分自身も出演する。舞台上では、他の出演者たちのお陰で、いつも面白いものが生まれる。それが、とても嬉しい。自分が用意した場で、誰かが爆笑を取るのは、主催冥利に尽きる。そしてお客さんが笑っているのを舞台上から見たとき、とてもとても幸福な気持ちになる。舞台の持つ力を、私はいつも信じています。これほど刹那的でロマンチックなものはありません。だから、大好きなのです。へとへと疲れようが、私は全然平気なのです。

そんなわけで、今日演ったライヴ。お金掛かりますが、良かったら、あなたも一度ご覧ください。8月1日まで見れます。

有料配信
「生ナイトオブコメディー」
視聴料1,400円(+手数料100円)
購入はコチラから

何もいりません。舞台に来てください。