異形の快楽

今年の誕生日は、営業の漫才仕事へ行き、見事にスベって、もうそれは笑っちゃうくらいにスベって、最高の気分だった。漫才というのは不思議なもので、滅茶苦茶ウケたら勿論気持ち良い、そして滅茶苦茶スベったときも、それはそれで気持ち良い。生半可なヤヤウケが一番悔しい。しーん、を通り越して、ぴーん、と無音になる中、阿呆なことを演り続けることには異形の快楽がある。氷の真顔の観客をちらりと見て、もう一発ボケをかましてツッコミをかますとき、そこには底無しの愚かさが充満していて、焦りと緊張とアドレナリンで勃起しそうになる。素敵な誕生日となりました。その一部始終は近日YouTubeにあげます。

何もいりません。舞台に来てください。