ボドゲ感想_Wing Span


ゲーム概要
・手番効率を追求していくゲーム。相手に干渉する手段はほとんどなく、ひたすら自身の盤面を作っていくゲームである。
・リソースはおおよそエサ、タマゴ、鳥カードの3種類。エサは鳥カード出すために必要かつ複数の種類がある。タマゴも鳥カードを出すのに必要だがエサの様に複数の種類はない、単一のリソースである。
・最終的な勝敗はポイントによって決まる。鳥と卵の点数にボーナスカードと各ラウンドにおけるテーマの達成具合によりポイントが決まる。
・リソースの確保及びその結果としての鳥の召喚にはそれぞれ手番を使う。各ラウンドごとに手番の数が定められているが、ラウンドはあくまでテーマの達成度合いを図る区切りとしてしか使われ無い。

ゲーム感想
・餌と鳥カードは得点計算時考慮され無いため、過剰に持っていても意味がない。一方で卵は得点になるため、卵を増やす行為そのものが強い。強化した産卵は1手4点を産むが、鳥の召喚は運良く効率的に行えたとしても2手9点が関の山である。召喚した鳥の卵スロットが上限であるものの、普通にプレイしていたらそれがネックになることはあまりない。
・一方でカードを拾う行為は弱い。公開された3枚から選ぶか、山札から引くかというルールになっているため、カードの枚数を確保しなくても質の高いカードを入手しやすい。一方公開されたカードが弱いものだとそれの押し付け合いになる。
・鳥ごとに強弱が激しい。リソース強化系の鳥が強い一方、ほぼバニラの鳥も多い。バランスは卵スロットと鳥ごとの得点で調整するべきだと思う。得点効率を考えると0~1点の鳥はかなり使いにくい。
・ボーナス点やラウンドボーナスが強いが、これらは初手に8割固定されるため、ゲーム展開が鳥カードの引き運に左右されすぎる印象。星マークの鳥は強い。手番効率を求めるゲームに見せかけて、実態はカードの引き運を競うゲームになってしまっている。改善するなら初手をドラフトで決める、ボーナス点やラウンドボーナスは事後的に各プレイヤーがそれぞれ選択するとか?


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