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福井さくらマラソン2024 備忘録


大会までの準備

およそ一年前に六甲山で転倒し、右膝を痛めたのが長い間完治せず、年明け以降も1キロ5分から6分のJOGを中心に、月間300km強の練習でレースを迎えた。
年明けからここまでで、1キロ4分を切るペースで走ったのは、1月末に
練習で走った大阪ハーフマラソンのみ(72分06秒)。
福井マラソンはレースというより、年度を締めくくる打ち上げの練習としてロング走をするイメージで、ダメージを残さないことを意識した。

大会本番

レース当日は曇り。朝は15℃前後で風はさほど感じなかった。
スタートは8時30分。天候に恵まれたので寒さ対策を心配することなく、
荷物はスタート地点に近い宿泊ホテルに預け、ホテルから直接スタート地点まで歩いた。
アップは無し。整列もユルい感じでほぼ、最前列からスタート出来た。
レースプランは35キロまでJOGのイメージで楽に走り、余力があればラスト7キロを出し切る。ペースは成り行き任せ。
女子のトップはキロ3分40秒のペースメーカーが付き、大きな集団になっていたので、その後方から着けるところまで行くことにした。
5キロ過ぎから集団から少しずつ後れたが、5キロ18分半のペースは維持しながら進む。9キロ過ぎにゲストの大迫選手に追い抜かれた。
身長は自分と同じだが、大きく感じた。そしてJOGをするように軽く進む。
10キロ過ぎのトイレ付近でコースアウトしたので、ここまでかと残念に思いながら進むと、19キロ付近で再度、大迫選手に抜かれる。結局20キロまででやめたらしい。
自分の方は女子のトップ集団からはハーフ地点で200m以上離されたが、それを視界に入れながら、後半はずっと単独走になった。
25キロ過ぎからは向かい風を強く感じたが気にせず、「JOGで行こう」と声にして自分に言い聞かせながら進む。
ラスト4キロで女子のトップ(エディオン・安選手)をかわした。その直後、競技場の全天候トラックを半周したが、タータンを走る感覚とフィールドからのチアガールの声援が気分転換になった。
ここまでで補給したのはスポーツドリンクを10キロ過ぎにふた口と、25キロ過ぎにポケットのエナジージェルを一つのみ。
気温は暑さも感じず快適だったが、ラスト1キロを切って右足が痙攣した。水分補給が足りなかったのかも知れない。
感覚的には、そこでキロ20秒程度ペースを落とした印象だった。
結果は2時間35分10秒。
ここまでの三ヶ月間、JOG中心で距離を踏まなくともそこそこ走れて自信になった。翌日には不安だった筋肉痛も膝の痛みもほぼ無かった。
女子で優勝した安なつ美選手は今回が初マラソンだったが、高校時代から引きずった故障で実業団入社後も二年ほどリハビリ期間を経てのデビュー戦。
「ようやく沼を脱した」と話していたと妻から聞いた。
自分もおよそ2シーズン、満足に走れない期間を経て、ようやく沼を脱しつつあるとレース後に感じている。


ふくい桜マラソンの印象など

福井のコースは折り返しこそ無いものの、コーナーがそこそこあり、後半の小さなアップダウンが体力を削り、記録を出しやすいとは言い切れない。
あとは体調と気象条件次第と言ったところか。
今回は当初4千人規模だったのが、希望者が多かったため定員を増やし、結局1万5千人規模の大会となった。そのためか前泊の宿が福井駅周辺に確保出来ず、在来線で30分ほど移動し、JR大聖寺駅前のアパホテルに泊まった。
レース当日は後泊で福井駅前にホテルを予約でき、ここにスタート前の荷物を預け、かつ、レース後に直ぐ大浴場を使えたので重宝した。
ここは朝食も充実して人気が高いホテルなので、もしまた福井に泊まることがあれば使いたい。

福井国際観光ホテル リバージュアケボノ[公式] (riverge.com)

アフターレースはスタートが早かったこともあり、午後の春を感じる陽気の中でゆっくり福井グルメを楽しむ予定で、行きたい店もチェックしていたがゆっくり温泉で寛ぎ、出足が遅れたせいで何処も行列の人だかり。
ここは予約するか、ゴール後は食事を優先するべきだった。
結局、デパ地下で惣菜とビールを買い、ホテルの自室に帰り夫婦で祝杯を挙げた。
昨夏に結婚してから、初めて二人が同姓でマラソンを完走した記念の大会となった。

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