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不耐症(ふたいしょう)ってなに?

アレルギーは免疫反応です。不耐症は免疫反応ではありません。

免疫反応とは、体に異物(ウイルスなど)が入ってきたときに排除しようとする仕組み。
花粉や食品に過敏に反応してしまうことをアレルギーと言います。

アレルギーと不耐症の違い

●アレルギー(免疫反応)
即時型(食後1時間以内)
抗体媒介性
免疫複合体媒介性
遅延型

●不耐症(免疫系と関係なし)
食中毒
乳糖不耐症
添加物アレルギーなど
仮性アレルギー※

※仮性アレルギーの例
ヒスタミン:サバなどの魚、ほうれん草、トマトなど
セロトニン:バナナ、パイナップル、キウイ
アセチルコリン:タケノコ、山芋
トリメチルアミンオキシド:魚介類、エビ、カニ


例えばサバを食べてじんましんが出た!という場合、サバアレルギーかもしれませんし、サバ不耐症かもしれません。症状や重症度が人によって違います。

しまテストジャパンではアレルギーと不耐症の検査をしています。

牛乳アレルギーと乳糖不耐症

牛乳の中に含まれているもの

  • 乳タンパク(ミルクプロテイン)

  • 乳糖(ラクトース)

  • その他

乳タンパクに反応すること⇒牛乳アレルギー
乳糖に反応すること⇒⇒⇒⇒乳糖不耐症

赤ちゃん・幼児は、乳アレルギーが多い
アレルギー体質の赤ちゃんや幼児は、乳製品、卵等に反応することが多いです。これはカゼインなどの乳タンパクに反応しています。だから、ラクトースフリーでも少量にしても加熱しても、下痢、蕁麻疹、重度だとアナフィラキシーショックを起こすこともあります。

対応策 消化できる量だけ食べる


赤ちゃんも大人も、日本人は、乳糖不耐症が多い
元々乳糖(ラクトース)を消化するための酵素・ラクターゼが少ない人種なので、牛乳を飲むとおなかがゴロゴロして下痢をするという人が多いです。

対応策
ラクトースフリーの牛乳を飲む
少量飲む
温めて飲む


※赤ちゃんの乳糖不耐症もあります。
※大人の牛乳アレルギーもあります。

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