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ホームルーム経営アイディア②教室の整理整頓テク

教室ってすぐに散らかってしまいませんか?ここでは自分が実践している整理整頓テクニックを紹介します。ほとんどは、他の教員がやっていた手法を真似したものです。

①床にマーキングして机の位置を固定!

生徒の机、いつも適当に位置を決めていませんか?自然状態に任せておくと、特定の生徒が広いスペースを独占するような事態が起きてしまいます。対策として、最初に机の定位置を決めて床にマークを書いておくと、きれいに揃った状態がキープできます。やり方ですが、まずメジャー等を使って前後左右の間隔がなるべく等しくなるよう机の位置を整えます。そして、その状態で、机の前方の2本の脚の部分に鍵括弧マークを書いておきます。ペンの種類は床の素材にもよりますが、自分はしっかり消せる水性で太目のものを使っています。ペンの色は教室の床の色を見て決めましょう。あまり目立ちすぎても良くないし、そうかと言って、床と全く同じ色だと見えなくなってしまいます。これにより、机の脚がマークから外れていると生徒は落ち着かず、自然に位置を直すようになったような気がします(個人の感想です)。また、清掃時等に机を動かした時も、このマークがあるおかげで、復元しやすくなります。ラインテープも試してみましたが、剥がれてしまうとベトベトになってしまうのでおすすめできません。


②モノの定位置を決めて、「姿置き」とテプラを活用して戻す!

トヨタ式片付けで有名になった「姿置き」をご存知でしょうか?「姿置き」とはモノの置き場所を定めて、そこに正しく戻せるようにするために置き場所にモノの形に合わせた線を引いたりしておく整理方法です。自分はモノの形に合わせて、置く場所の四隅にビニールテープで枠を作り、その真ん中に置くモノの名前をテプラで作って貼っています。机のマークと同様、枠の中にぴったり戻すと気持ちよさを感じるようになるため、定位置に戻すようになります。自分は穴あけパンチ等で実践しています。置いておくモノにも、テプラを使って定位置を書いておきます。

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③生徒の私物を公共の場所に置かせたくない!

生徒が教科書やノート等の私物を散らかして困っていませんか?何回も口頭で注意しても、なかなか変わらないですよね。対策として、A4用紙に「ここに置いてあるものは全て処分します!」的なことを書いてラミネートし、ロッカーの上や窓際など、生徒が私物を置いてしまいがちな場所にあらかじめ掲示しています。インパクトがあるせいか、現時点ではそれなりの効果があるような気がします(個人の感想です)。決してこのようなやり方が好きな訳ではないのですが、教室は「公」の場所であることも意識してほしいので、やむなく掲示しています。紙に書く文言やフォントは各々で効果的と思われるものを選んでください。あまり過激なことを書くと、問題になるかもしれませんので注意しましょう。

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④掲示物を分類して見やすくする!

毎日のように配布される教室の掲示物ですが、貼り方や分類の仕方で教員のセンスが大きく問われる部分ではないでしょうか。教室内に掲示板が複数ある場合は、場所によって掲示物の内容を分類した方が見やすくなります。現在、自分が担任しているホームルームには掲示板が3か所あるので、①新着情報(とりあえず新しい掲示物はここに貼る)、②進路情報(模試や説明会の案内や奨学金情報など)、③いつもの情報(清掃当番や時間割や行事予定表など)に分けて掲示しています。3か所それぞれに掲示内容を書いた案内用のサインがあった方が良いでしょう。また、期限が過ぎた掲示物はなるべく早く処分しましょう。いつまでも古いものがあると、生徒が掲示板を見てくれなくなります。掲示板に貼り切れない場合は、粘着力の弱い(はがしやすい)マスキングテープ等で壁に貼っています。

⑤座席表を教卓に固定する!

ホームルームの座席表は、ラミネートをしたりカードケースに入れたりして出席簿に挟んでおくのが定番かもしれません。しかし、ふとどこかに消えてしまったことが何回かあったので、ラミネートした座席表を教卓の机の上に貼っています。自分は粘着力の弱いマスキングテープで四隅を固定しています。こうすれば、消えてしまうことはないので安心です。簡単ですが、地味に便利です。

⑥備品の補充や点検を忘れない!

自分もそうですがチョークを持参せず、いつも教室にあるものを使う教員も多いです。常にチョークはストックしておき、使いやすいように並べておきましょう。また、黒板消しや清掃用具は、ボロボロになる前に交換しましょう。細かいことですが、生徒の清掃活動のモチベーションにもつながります。黒板消しクリーナーも定期的な清掃が必要です。あと、蛍光灯が切れてしまった時なども早目に交換しましょう。

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⑦少しでも散らかったらすぐに元に戻す!

教室内が少しでも散らかったり、汚れたりしたら、すぐに元に戻す習慣をつけましょう。これは「窓割れ理論」(軽い犯罪も放置せず、しっかり取り組むことにより、凶悪な犯罪を防ぐことになる)と通じるところがあると思います。また、これは生徒指導でも言えることだと思いますが、生徒の変化を敏感に察知し、重大事態になる前の早い段階で対応することが大切です。


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