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i-plug(4177)

i-plug(4177)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、新規上場会社情報のメモします(Pは同社のⅠの部参照)。


<目次>
・基本情報:何となく会社の概要記載
・外部環境:対象会社の市況・競争環境感
・内部環境:会社の事業等で分かったつもりになった記載
・財務諸表考察:ここがメインですが、財務諸表を読んでの感想など
・所感:全体の感想

<基本情報>

・就職活動中の学生及び企業を対象に新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox(オファーボックス)」(売上の60%超)と適性検査サービス「eF-1G(エフワンジー)」を提供(P5-6)

2012年4月創業なので10年以内でIPOというところですかね。

<外部環境>

・新卒採用にフォーカスしたサービスを提供しているのがメインに見えますが、労働人口減などからするとそれほど末広がり感はあまり感じないですがそれでも増収(2020年卒で利用者は13万人程度の模様)をしているのは何か理由があるのかもしれません。

・適性検査関連は割と競合が多そう・たくさんの統計データを集めてマシーンラーニングで何かパターンをいくつく作ればそれらしいものが出来そうですが、これも何か強みがあるのかもしれませんが実際のサービスを見ていないので、競争は激しそう程度の印象です。

・2020年度の新卒採用支援サービスの市場規模は、前年度比0.4%減の1,281億円が見込まれているのに対して、そのうち新卒紹介サービス市場の成長率は前年度比109.5%、ダイレクトリクルーティングサービス市場の成長
率は122.7%と、当該二分野においては前年度比二桁成長を維持(P15)とのことでアドレスする市場は成長しているとのことのようです。


<内部環境>

・平均給与が5.2百万円(P13)で平均年齢が31.9歳なので気持ち高目な気もします。

・新卒ダイレクトリクルーティングサービス市場において、2020年度の当該市場規模(予測値)は2,629百万円(出典:㈱矢野経済研究所「新卒採用支援市場の現状と展望 2020年度版」)であるところ、当社グループにおいては約60%のシェアを獲得できております。(P17)との話からもダイレクトリクルーティングの分野でのニッチトップというカテゴリーになるかなとも感じます。しかし、この手の分野にいわゆるリクルートなどの大手が来ないのかが少し疑問で、そのうちHR関連企業が参入はしてくるのではないかという気もします。現在は、市場規模が小さいので現状維持といった流れでしょうか。


<財務諸表考察>

それほど特筆すべきことはないですが、BSでは前受金が多いのでビジネスとしては先にお金をもらえるビジネスのようでこの残高が増えていることは、増収の予感を容易に想起できるということでしょうか。

PLでは20/3期が赤字だった点は気になるかもしれませんが、申請期では黒字化しており、一方で、売上を増やすには、広告宣伝やCSやエンジニアといった先行投資的な部分がこれからの成長では投資が必要な印象もあります。ので、利益的には爆発的に伸びるというよりも売り上げ見合いでコストを見ながらコントロールしていくのではという印象です。

それほど多く書くことはない気がします。

<所感>

前回と同じであまりにも業界的に関心が無かったので記載が弱いです。

株価がどうこうといった話はあまり関心が無いので、他のサイトで見て貰えたらと思います。以上。

重要事項(ディスクレーマー)
IPO関連の自己学習の目的のみに作成したものであり、証券その他の金融商品の売買その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。

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