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和歌山市断水災害での断水生活メモ

二度と経験したくはないが,今後も別の機会で断水になってしまったときのために心情や役に立ったもの,水を使用する動作にどれくらいの量の水が必要だったのか経験したことをメモしておきます.

私は断水する前に多少水を確保できたのでまだ運がよかったほうだと思います.まぁ断水被害にあっている時点で運は0なんですけど.

断水の経緯

水道水を送る水管橋が何故か崩落し,しかもその水管橋が大阪方面の全てを補っていたため川から北の人達は断水することになりました.

耐震工事などはしていたようですが,冗長性がなかったため一箇所の障害で生活から水が途絶えました.

断水期間

10月3日~9日だったので大体1週間程度です.

初期装備

昼頃に連絡してくれた人がいたので夕方くらいに水の貯蓄を軽くしました.

連絡時点ではまさか1本で成り立っていたとは考えてなかったのであっても1~2日の気分で軽く考えちゃってました.

- 風呂にためた水
- 500mlのペットボトル * 10本

断水の程度を知ってからの追加装備購入

断水の経緯にある二番目の記事を見た瞬間(断水生活2日目)に復旧の見通しが立ってないという情報を確認し,甘く考えすぎていたことを反省してAmazonで追加装備購入をしました.

- 携帯トイレ(30回分) : 3000円
- 飲料水(飲料に使わないが) : 2L * 9本 : 1200円

飲料水については自分で頼んだものの到着が遅かったので,両親に頼んで1セット先に送ってもらうことにしました.

しかし,断水して2日後くらいにコンビニに寄ったら2L * 6本の水が600円くらいで大量に売られていました.車持ちの人はだいぶ楽そうでしたね.

なお,Amazonの配達も予定されている日数よりも数日遅れの配達になってしまっていて事前に用意することの大事さを改めて知りました.

断水直後は付近のスーパーやコンビニから秒で水が消えるのでますます事前準備の大事さがわかります.

各種動作における水使用量について

- トイレ

簡易トイレが届くまで(2日)は風呂の水で流すことを考えていて,以下の記事を見て対処しました.

なお,一人暮らし一般成人にバケツなど持っているはずもなく,風呂桶で流しました.透明になるまで便器ボウルの中心を目がけて5,6回風呂桶で水を流す感じでした.

水の消費もエグければ風呂場からトイレに水運ぶのも大変だし,何回もしなくちゃいけないしで途轍もなく面倒でした.携帯トイレは長期間保存できる商品もあるので備蓄しておくことをオススメします.次引っ越したら私は買います.面倒なことをしなくて済むので.

- 洗顔,歯磨き

朝の洗顔と朝と夜の歯磨きで500ml消費でした.

- 風呂もどき

シャンプーして,ボディソープで身体洗って一気に頭から水をかけるスタイルで1.5リットルの消費です.余裕があるなら2リットルあるといいです.

シャンプーの泡が一生髪から消えず,シャワーというのはあまりに偉大な発明なのだなと感動しました.人間失って初めて有り難みを知るってこのことです.

水を電気ケトルで沸かして,冷たい水と一緒に風呂桶にいれれば気軽に温かい水で流せます.家族単位なら普通に鍋で温めればいいと思います.

- 洗濯

期間的に何とか耐えれると考えてしませんでした.

夏だったら100%コインランドリー行ってます.だけど凄い人数いると思います.

- 食事

自炊なんてしません.調理する過程もしくは調理後の洗い物を生成することができないからです.コンビニ,スーパーです.

給水が開始されてから

給水が再開されたら家の蛇口から流れるか確認をします.

事前にTwitterを見ていたので知っていたのですが,給水開始するためには順序があるんです.

外にある蛇口,洗面器,キッチン,トイレ,給湯器の順番です.

断水生活で最もストレスが溜まるのがトイレですが,給水されたからといってすぐさま使用することはNGです.

順に透明な水が流れているか確認したのちトイレの水を流してみましょう.

感想など

今回の断水で一人でこのくらいの水量 * 断水期間必要だということを知り,水ってほんとに無限に必要であることを認識しましたね.

一番大変だったのはトイレです.携帯トイレがあろうと,風呂に水があろうとトイレに行かなければ行かないほど処理する回数は減るのであまり行かなくてもいいような意識,立ち回りをしてしまいます.絶対に体に良くないです.だからといって一回でもその認識をしてしまうと無意識的にもセーブする動きになります.

水がなくなるだけでこのストレスだと考えるともう私は水と電気とネットが無意識に使える世界に永住したいです.二度と断水の被害にあいたくない.

話のストックが一つ増えましたが,このような経験は人生で一回で十分です.

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