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巨大な工場と上谷くん

どうもこんにちは。いつもスキ&サポートありがとうございます。第一子(靴下)がまもなく購入できそうです。ありがとうございます。またアップします。

言うとりまして、
いやまだ7しかいけてないんや。
12くらい行っとくイメージやったな始めた頃はさ。みたいな感じで首かしげています。

僕が19〜21の時、給食センターのさらにデカい工場で働いてた。
まぁ給食センターは小学校、あるいは中学校、幼稚園などに運ぶとこやとしたら、僕の働いてたとこは街全体の朝昼晩のごはんを作っていた。普通給食センターだったら蒸気釜(千人釜とも呼ばれる)が2、3発置いてたらええ方ちゃいますかね?僕のところは12発あった。名前の通り1釜で千人分作れる優れものなのだ。それが12発あるのだから一撃で1万2千人分作れる、ということだ。多い日は12釜×4ラウンドもあった。だーーーれがそんなに食うねん!って思いますよね?街のみんなだよ!てぇい!!

班長が「にーーく入れてーーーー!!」と言ったら全員で肉入れる。混ぜる。
「塩胡椒ーーー」と言ったら塩胡椒入れる。混ぜる。そんな流れ。料理ではないです。もうこれは現場仕事です。

あとフライヤーという機械。こちらは3発。
ただのフライヤーではなく、例えば冷凍のコロッケを端からコンベアの上に8列で並ばせて、またその後ろすぐ8列、8列と間なく流していく。物の揚がるスピードによってコンベアの速さを変える。このコロッケなら5:30、とんかつなら4.30、春巻きなら6.00など。その物によって時間を替え、向こう側へ流れつく頃にはサクサクに揚がっているという優れものパート2なのだ。
一方反対側ではひたすら流れてくる揚げ物をキャッチし、ステンのバッカンに綺麗に整列させる。

エビフライを7万揚げた事もある。

いらっしゃいます?エビフライ7万揚げたよーって方。多分いないと思います。

僕は「煮炊き(釜)」という部署だったので、ひたすらにおかずを作る担当でした。他にも「炊飯」「仕込み」「盛り付け」「洗浄」「配送」など。15くらい部署があったんですかね。忘れましたが。とにかく量が多いのでそれぞれに専門がいるというスタイル。

早番と遅番があったんですが、早番が深夜の1:30から。いや遅番やろ!
ほんで遅番が朝の8:30から。いやいや早番!!

って思うんですが、私どもは朝ごはんから作るので、1:30の人の方が早く入ってるので早番、8:30の人が遅番なのだ。
それでいて、早番と遅番が毎日交互なのだ。つまり遅番で17時に上がると、次の日は8時間半後の1:30からなのだ。
せーーーめて、1週間交代でよくね??
そーーんな事を思っていた19.20.21歳でした。

まぁ鍛えられましたね。煮炊きの部署はまさに体育会系でしたし余計にね。他の部署はシンプルおじさんたちの集まりだった。

そこでも高校に引き続き会社寮で住ませて頂いた。

僕の相方上谷くんとは、この頃毎日のように遊んでいた。
上谷くんの性格は恥ずかしがり屋の正直者みたいな感じ。

いつも上谷くんが僕の寮に遊びに来る時は寮の非常階段から僕の階の4階まで上がりそこから寮に入ってきてた。その扉の1番近くの部屋が僕の部屋だった。

ある日僕が理由は忘れたが上谷くんに怒って、外から部屋に戻った時があった。しばらくして、部屋のちょうど反対のおっさんの部屋から「ぎゃーーーーーーーーー!!」と聞こえてきたのだ。僕はすぐにかけつけると、「ぎゃーすいません」とおっさんが謝り、上谷くんもおっさんに「間違えましたすいません」と両者が謝っていたのだ。

何やら聞いてみると、上谷くんが僕に謝りに来たと言うか謝る事すら恥ずかしかったんでしょう、扉を一気に開けて大声で「ここにおったんかぁー!」って言っておもしろおかしく仲直りしようとしたらしい。しかし、上谷くんはスペシャルなほど天然なとこがあるので、いつもと反対側の非常階段から4階まで上がりその1番近い部屋の扉を開けてそれを言ってしまったのだ。
そら全然知らんおっさんぎゃー言うわ。
上谷くんの「間違えましたすいません」はあってる。ほんまにそれはすいませんや!

ちょっと待っておっさんは何に謝ってたんや!なんも悪ないど。勝手に扉開けられて、怒鳴られたんや。怒ってもええくらいや。
「ここにおったんかぁ!!」言われて「すいません!」って反射的に言うってもう借金取り来た時の反射ちゃう?知らんけど。

まぁなんかそんな時があったなと、ふと。

ほならばまた。

#相方 #給食#おじさん#タピオカ

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