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甲斐犬サンボの散歩グッズ試行錯誤

犬の散歩に必要なもの……それはリードと、サンボの場合はハーネス。和歌山にいた頃はまだ1歳半までだったので、それほどひっぱりも強くなく、地元のホームセンターに売っているハーネスも2択しかなく。

ハーネス初号

ハーネスとリードが一体化したものをつけてみた。とにかく、サンボというか、日本犬は頭が小さい。小顔のため、首輪で後退りされると、スポっと抜けてしまう。ハーネスでも、頭を下にして後退りされると、スポっ。油断も隙もあったものではない。

リードとセットの2号機

最初は嫌がるので、できるだけ着脱しやすいものにしてみたところ、着脱しやすいものは抜けやすいことを知る。

今まで、散歩中に抜けたことは3度ある。

一度は和歌山でちぎれて抜けた。山道を駆け上ってゆくサンボ……このまま野犬になったらどうしよう!!  血の気がひいた。スマホで娘を呼ぼうにも手が震えてプッシュできない。運良く、本当に運良く娘が車で通りかかり、サンボを呼び寄せて車に乗せた。

二度目は東京に来てから、急斜面で用を足したサンボのう●こを取ろうとして、サンボが高い位置で下を向く体勢になったとたん、スルリ。サンボも私も、えっ!?  となる。慌てて、下からガシッと抱き、震える手でハーネスを装着した。上空から見れば感動の再会といったところか。リードと同じ柄のオシャレなハーネスだったのに。

これがオシャレなハーネス。WG製。この時のリードは伸び縮みするもの。
ちょっと大きかったED製のもの。ワンプロの時に回り込む戦法のサンボに追いつけず、遠心力で抜ける。ワンプロの相手型の飼い主さんが捕まえてくれた。
迷走していた時期にAmazonで買った蛍光イエローのもの。まんまガテン系で穴を掘るのが様になりすぎ。

あれこれ試しては壊し、ある日車で犬たちも入れるショッピングセンターにでかけた。そこのペットショップで初めて目にしたのが、日本に入ってきたばかりの【ユリウス-K9】だった。試着してみてくださいというので、花柄のSをつけてみると、ぴったり。いいんでないの?  というわけで、ここから、K9シリーズを主につけることになる。

オレンジ色でゴーディネイトしてみました。首輪はEZD、リードはWG、ハーネスはK9

真っ黒なので、赤とかピンクとかオレンジとか、派手な色が映える。サイズは、一年後にはワンサイズ大きくしてMにしてみた。本当はSサイズなのだが、洋犬と和犬は微妙に骨格が違っている。とくに、筋肉質のサンボは胸板が厚い。首が短く、頭が小さい。前足の付け根が洋犬よりも手前にくるようなのだ。首が短いからなのか?  Sだとハーネスの背当ての部分が首の近くに来てしまい、首周りを緩くすると今度は後退りした場合、またすっぽ抜ける危険がある。

ピンクでコーディネート。Sサイズの花柄とピンクはお友達のフレンチブルにお下がりしました

ちようど秋から冬にかかる季節だったので、Tシャツを着せるとちょうどよかった。摩擦も起きるのでスルリもなくなる。おやつで2回頭を通して散歩準備が完了する。

ちょっとブカついていますが。
赤シマバージョン。
太って…..いないよう
紺シマもある
穴の空いたところは補強。ワンシーズンは持たせないと

リードも色々試してみた。EZD製は伸びる部分があるので、急な引っ張りの衝撃を軽減してくれる。120センチの長さが散歩には推奨されているが、サンボの場合、用を足すのに草むらに入り込むため、180センチあったほうがいい。180センチは少し重い。それで、WGの180センチのものを使っている。伸縮性のあるものは、引っ張りが強くて抜けたことはないが、不安でやめた。

やっぱり不安が
180センチのEZD
いろんなサイズのものを組み合わせてみた

最近は【ユリウスK-9】のメッシユとベルト型を使い分けている。だいたい、年に一度取り替える感じだ。

気になっているのは、イタリア製のブランド。これもちと高い。

H型・Y型のハーネス。10000円前後もするので、失敗は許されない。でも一度は試してみたいものだ。誰かプレゼントしてくれないかなあ。最近、モンベルでも犬用品を始めている。

フロントレンジハーネス…..8250円です。これは胸当てがしっかれしているもの。首が短いサンボにはちょっと合わないのかもしれない。

とにかく。道路の臭いを嗅ぎながら進むサンボの散歩道。いつか、頭をあげてしゃんしゃんと歩く日がやってくるのだろうか。来ないだろうなあ。だって、そういう種類の犬種じゃないからね。

日々、研究と実証実験は続くのであった。

散歩は命!  だから。