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簿記3級合格するまでの話

昨年秋に独学で簿記3級に合格したときの記録です。勉強期間は1か月と3週間くらい。

1.勉強をはじめたきっかけ
2.勉強方法、使ったテキスト
(今回はここの途中までです)
3.モチベを確保できた3つの要因
4.なるほどとおもったこと
5.後日談

1.勉強をはじめたきっかけ

所属する読書サークル「三ツ星スラム」のsluckに、当時「がんばらない戦略室_簿記3級編」というチャンネルがあった。

私はその頃、二女が0才10か月。まだまだ夜間は頻回授乳だけどまとめて寝てくれる日も増えてきた。夏バテと親族の不幸が重なって満身創痍だった夏も終わり、すこーーーし余力がでてきた。そのすこーーーしの余力を使ってできることって何かあるかなぁ、と思ってたところに現れたがんばらない戦略室。がんばらなくてもできるくらいの小さな負荷で学習して、小さな習慣にしていく、それを積み重ねて簿記3級の取得を目指す、という部屋。その頃の私にちょうどいいかも!と思って参加することにした。

昔から、最初はりきってはガス欠を起こし続かなくなるタイプだったので、「がんばらない修行」をするのは今後の人生にも役立ちそうだ。育児がはじまってそれこそ仕事も趣味も家事も続かなくなった。でも本当はもうちょっと同時にいろいろやりたいんだよなぁ。そのためにも、がんばらないでできることを増やしたい。がんばらないをがんばるのだ!

というように「簿記3級を取得したい」はメインの目的ではなかったけど、でも勉強したいとは以前から思っていたので丁度いい機会だった。

学生のころ、簿記の基礎知識もないのに農業簿記という変化球講義を受講し、2回出席のちフェードアウトした思い出と、2年前から業務委託契約の仕事になり、やむなく個人事業主つまり確定申告をしなければならなくなり、理解の及ばないままなんとなく申告書を作成するあの気持ち悪さ。これらを払拭したい、と前々から思っていた。

そんなわけで私の簿記勉強がはじまった。


2.勉強方法、使ったテキスト

①パブロフアプリ無料版、1回目の試験、不合格

https://apps.apple.com/jp/app/%E3%83%91%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%95%E7%B0%BF%E8%A8%98%EF%BC%93%E7%B4%9Alite/id466797761

がんばらない戦略室内でおススメされていたのでまず導入した。正式名は「パブロフ簿記3級lite」。がんばらないの一環で、課金したいと思うまでは勉強に課金しないと決めていた。

一日一問だけでも解く、ではなく、それも無理ならアプリを起動する、それも無理ならアプリのアイコンを眺める、くらいハードルを下げて始めた。そしてできたこと(できなかったこと)を戦略室で報告。とりあえす一日に一瞬でも簿記のことを思い出す習慣をつけた。戦略室では「昨日は完全に簿記の事忘れてました!」という報告もあったりして、とても安心できる。ここではがんばらなかった、ということが評価されるのだ。

とはいえど、忘れる日が続いては小さな習慣すらつかないので、私はしばらくの間、入門編1問目「現金はどこ?」という勘定科目の位置を覚える表を待受画面にしていた。資産は左上で収益は右下で、とか、見るつもりなくても待受にしてれば毎日必ず目にする。問題を解くのは頭使うけど、表を目にするだけなら限りなく頑張りゼロでできる。そして簿記に一瞬でも触れられる。勉強すること合格することではなく「がんばらない」の戦略を立てて遂行することが一番の目的なので、順調だなーと思った。

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(App Storeより)

見慣れてくると、仕訳はパズルゲームしてるみたいに楽しくなってくる。楽しいに行きつく前に無理して頑張っていやになってしまっては続かない。問題を解くのは気が向いたときだけにして、ひたすら入門編の勘定科目覚えをやってた。現金はどこ?資産!売上はどこ?収益!せいかーい!


そんな中、戦略室で「合格の一番の近道は、さっさと試験受けて落ちてみること」との情報を目にし、ネット試験の申込をしてみる。最寄りの会場だとほぼ毎日15分刻みで試験日時を選択できるため、都合を合わせやすかった。勉強開始日から約3週間後。

さて本番の日程が決まったからには、試験の問題構成は一通り知っておきたいな。今回は課金なし(試験代除く)でどれくらいできるものなのか実験したいと思い、パブロフ無料版内にある財務諸表の問題、試験だと大問3つ目で必ず出るらしいやつをプリントアウトして解いてみた。ぜんぜん解けない。わからない項目が多すぎる。

とにかくゴールは右の数字と左の数字がピタリすることなのはわかるんだけど、そんな日はくるのか?当たり前なんだけど、一つでもわからなかったり抜けたりすれば、数字は合わない。パズルのパーツなんだから、一つ残らず全部正しい位置にあてはめなきゃ正解にたどり着けないんだよ。

その当たり前を理解してから試験に臨めたのでまだよかったのかも。でなければ当日、PCの前でぼーぜんとして試験終了になっていたと思う。結果は47点不合格(合格は70点以上)大問1つ目の仕訳は27点とれたので、パブロフ無料版ひたすらやればそこそこイケる。大問3つ目になるべく時間を残すため、引き続きパブロフポチポチしてスピードアップできるようにしよう。大問2つ目はよくわからないので対策いいや。問題は3つ目の財務諸表、これが試験のキモであり、簿記のおもしろさと難しさのキモなんだ。

こうなると湧き出てくる欲。知りてえ、受かりてえ。戦略室の仲間たちも試験に挑んでる。合格1番乗りしてイキりたい。ついでに役にたてたらなお嬉しい。もう「勉強しちゃだめ」と言われてもやっちゃう=がんばらずにやる、域にきたなーと思い、3週間半後の自分の誕生日に2回目の試験を予約し、教科書1冊買うことに決めた。タイトルは簿記講義。



つづく。





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