2023 PBP 備忘録 スタート前 編
えー、どうもこんにちは。M氏です。はい
今回はPBPのレポートになります。
自身の中で初めての海外ブルベ、悔しさいっぱいのPBPになりました。
先に結果を。785キロ地点、ルデアックでDNFでした。
と、いうわけで今回は言い訳いっぱいのレポートになります。4年後のボクに向けて。
また、4年後PBPに初めて出ようとしている方にとって少しでも参考になったら幸いです。
絶対長くなるので何本かにわけて振り返っていけたらなと。お付き合いくださいませ
装備
今回の装備は、といってもいつもの如くいつもと変わりません。配置をちょこっと変えたくらい。
今回はドロップバッグがあったので、少なくなるかなと思ってたけど意外とそんなことはなかった。
その他に、前後にフェンダー取付。
そして、今回PC4/PC8のLOUDEAC(ルデアック)でドロップバッグがあった。距離にして435キロ地点と782キロ地点。料金は8000円。
中身は厚手のウィンドブレーカー、着替え(上下1着ずつ)、VOLT400予備バッテリー、バッテリーチャージャー、モバイルバッテリー(10000mAh)×2、ボディソープ・シャンプー、シーブリーズ、制汗シート、靴下(予備) 3セット、カイロ、予備タイヤ、予備チューブ
ドロップバッグは持って走るわけではないのであれもこれもぶちこんでしまった(笑)
持ち物を1つずつ振り返っていこう
レインウェア▶︎雨は降らなかったが上は防寒具の代わりとしていたので使用有。雨予報はなかったので下は100均のやつ。軽い、小さい、素晴らしい。
ウォームウェア▶︎夜は冷えた。使った。ないと走れなかった。野球部時代に使っていた冬用の暖かいアンダーシャツのことね。
エマージェンシーシート▶︎走行中は使用無し。仮眠の際に使う予定だったが、PC1と行きのルデアック、ブレストの木陰で仮眠を取ったため使わなかった。DNF後に仮眠してて使った。
タオル▶︎復路のルデアックでシャワーを浴びる予定だったので必要ない予定だったが、途中で濡れたりした際に使えるため持参した。結局走行中は使用無し。
カイロ▶︎寒いときに使う予定で持っていった。貼らないカイロを首の下辺りに挟むとだいぶ暖かくなるし、暑くなったらすぐ取り出せるので持っていくなら貼らないタイプがおすすめ。今回は使用無し。DNF後に寒さで使用。
流せるティッシュ▶︎トイレに紙がないところがあると聞いていたので2パック持参してた。なんだかんだでどこも紙があったので使用無し。だが紙は全体的に硬かったため皮膚にダメージ大。切れ痔になった。
芯を抜いたトイレットペーパーのほうがよかったかもしれない。参加者の話を聞く限りだとおしりセレブがよさそうな感じ。公衆トイレは今回使ってないので紙があるかはわからない。
ふりかけ▶︎?を浮かべる人も多いだろう。私もだ。塩分が少なくなりがちと聞いていたので当初は塩を持っていく予定だったが何を思ったかたらこパスタにすればいいのではと意味不明なことを考え出した。
モバイルバッテリー▶︎今回、10000mAhを3つ持っていったが、足りなかったように感じる。ライトのバッテリーが想像以上に早く切れてしまったりするとすぐに使い切ってしまう。ギリギリなのは精神衛生上よろしくない。Twitterもできない。次は最低でも10000mAhが4つあるといいと思った。実際、DNFの時点での残りは容量の半分になったモバブが2つだった。ひとつは使い切り。
ボルト800予備バッテリー▶︎今回、ブレーキ上にボルト800を、ハブ横にAMMP300を使っていたが念の為予備のバッテリーを持ち運んだ。実際、ライトが想定より早く切れるというハプニングがあり使用した。ライトのバッテリー問題は次回の課題点。日本みたいにホテルで仮眠中に充電、ということは基本不可能だと思う。ハブダイナモが気になってる。
予備のスマホ▶︎海外でスマホが壊れるすなわち死を意味するため持っておいて損はないだろう。使用はなし。ところどころで写真を撮ったくらい。
薬▶︎順に痛み止め、下痢止め、芍薬甘草湯。股が痛くなったので痛み止めを、下痢になったので下痢止めを服用したがイマイチ効果はなかった。なお同時に服用はしていない。
パンク修理キット▶︎使用無し。いままでの国内ブルベでも使用なし。
日焼け止め▶︎日焼けすると疲れるのでこまめに塗っていた。
プロテクトJ1クリーム▶︎股ずれ防止の救世主。だが塗るところを間違えて危うく股ずれになるところだった。ちなみにDNFの理由が股の痛みだが、股ずれの痛みではない。と思う。
鍵▶︎PCで使う予定だったがみんな無施錠なので使わなかった。泥棒も私の15万の自転車より隣にある100万の自転車を持っていくだろう。
厚手のウィンドブレーカー▶︎自転車用ではなく普通にワークマンで売ってるやつ。ルデアックでの仮眠の際に寒かったので使用した。
着替え(靴下含む)▶︎半袖ジャージとビブを1着ずつ。復路のルデアックで着替えるつもりだった。着替えは最低でも2セットあったほうがよい。特にレーパン。トイレ環境があまりよろしくないフランスでデリケートゾーンの清潔を保つのは大変だった。着替えが特に大切であることを学んだ。靴下は2セット往、路と復路どちらとも履き替える予定だった。
ボディソープ、シャンプー▶シャワー用。ルデアックで使用。次は全身シャンプー1つでいい。
シーブリーズ、制汗シート▶︎混雑等でシャワーが浴びれない時のため。せめてさっぱりして乗りたい。
予備タイヤ、チューブ▶︎サイドカット等のトラブルに備えて。チューブはパンク修理をするのがめんどくさいので予備の予備としてもっていった。どちらも使用なし。
ボトルは2本あったほうがいいです!
自販機なんてありません!!
コンビニも存在しません!!!
PBPを終えてあったらいいなと思ったものは
・モバブ 不足(10000mAhがもうひとつあったほうが安心)
・VOLT800のバッテリー不足
・着替え(少なくとも2着の着替えは必要。特に下)
・消毒用アルコール
・おしりセレブ
PBPレポートの最後にまとめると思います。
準備
まず、パスポートを取らなくてはならない。前回海外にいったのは幼稚園に入る前。6月上旬に発行した。最低でも1週間はかかるため開催年の3月ごろには発行しておいたほうがいいだろう。5年で作ったので次のPBPは大丈夫か。
次に、ライト問題。私が普段使っているRN1500は飛行機への持ち込みが怪しかったため、VOLT800を持っていくことに。私はVOLT800を持っていなかったため知り合いに頼んで貸してもらうことにした。
(PBPのツイートを見るとRN1500を使っている人もいたので絶対持っていくことができないというわけではないらしい。詳細が気になる方はばるさんの記事を参考にしてもらえたらと思います。こちら)
それから飛行機用の輪行箱。私の自転車はアルミ製なので安価な段ボールでいいやと思い、BTBの段ボール輪行箱を購入した。エールフランスの直行便なので投げられることはないだろう、、
経由便を検討している方は丈夫なものを買うようにしましょう。
使ってみた感じでは、直行便で2往復が限界かな。
あとは、現金。今回は父が以前ヨーロッパに出張にいった際に残ったユーロ札があったため特に準備はしていない。餞別としてありがたく受け取らせてもらった(笑) 普通は銀行で変えてもらうことになるだろう。現地だとバタバタするので早めに交換しておくことをおすすめします。ちなみに現地で使えるお札は20ユーロくらいまでらしい。PCでもカードは使えたので現金は200ユーロもあれば足りるのではないでしょうか。
※オダックス近畿開催のブルベを完走すると500円でピンバッジが購入できます。集めてチップ代わりに渡すと喜ばれます。特に子どもからは大絶賛。
私は今回、パスポート、ライト、輪行箱、ユーロ札 を早めに準備しました。
話を戻そう。
国外脱出直前がもう史上最悪にドタバタだった。なんとPBP出発の日と大学の試験日が被ってしまったのである。9割行けないという状況になり、しかし残り1割にも満たない可能性に賭けてモチベーションを保つのはなかなか難しい。準備や調整が必要な期間はテスト対策しないといけないしそもそも行けそうにないし!!!!
もともとオダックス近畿のPBPツアーで予約していたのだが、どうにもいけない状況になってしまったため渋々キャンセル。
しかし教授との必死の交渉の末、なんとか試験日を変更してもらうことができたため、フライトの2日前にPBPに出場できることが決定した。いやいやちょっとまってツアーキャンセルしちゃったよ?!
急いでツアーに連絡してキャンセルを取り消して欲しいと無理を承知で連絡すると、航空券がもう取れないとの回答が。ここまでか…
しかし半日して航空券が取れたため行けますがどうしますか?と連絡があった。行けますお願いしますと即答。よかった、なんとか出場はできるみたいだ。ご迷惑おかけしてすみませんでした、、
もう行けないだろうと思っていたのでなにも準備してない。試験は出発前日の昼。私は試験の前日にテスト対策をせず荷造りできるほど頭はよくない。テストが終わり次第すぐに帰宅し準備に取り掛かった。
機材トラブルが起こらないようにリアのシフトワイヤーとチェーンを交換した。修理後にトラブルが起こるのはよく聞く話だが…
結局、夜ご飯を食べる暇もなく午前1時に家を出発。関西国際空港に午前5時到着。集合は午前8時だが遅れたらシャレにならないのでと余裕を持って到着。正解だった。Tくんのお父さん送って頂きありがとうございました。
(そう、今回のPBP、私と一緒に、弊学サイクリング部の副部長であるTくんが出場することになっていた。彼は今年の2月にPBP行きを決意し今年初ブルベ、今年初SR、今年初PBPなのである。ぶったまげた。)
予定より10分早く、10:25 エールフランス291便でフランスへ。お空の旅はいいですね…
帰国時の日本の匂いが楽しみだ。
現地時間18:30にフランス シャルルドゴール空港 着。ここからドゥルダンのホテルまでバスで3時間くらいかけて移動した。バスがヤコバとは比べ物にならないほど快適すぎた。(それはいつも4列標準人権なし観光バス型奴隷船に乗っているからでは…?)
21時をすぎてもまだ明るい。そうかこっちはサマータイムだ。
宿はホテルというよりコテージといったほうが正しいだろうか。必要最低限の物しかなかった。お湯はフロントに言わないと貰えないらしい。日本からいっぱい持ってきたカップラーメンたちどうなる?!
まあなんとかなるだろう。これがフランスの普通なのかな。
自転車を組み立て現地時間の24時半に就寝。
翌日はスタート地点のランブイエで受付。ホテルでビュッフェ形式の朝食を食べた。
ランブイエまでは20キロを自走していく予定だったが朝から生憎の雨。しょうがないバスで行こう。ドゥルダン‐ランブイエの直行便が出ていたのが幸いだった。電車で行くには一度パリまで出る必要があるのでめんどくさい。
ただ、ランブイエ駅から結構歩かされた。次は自転車でこようね。
ここでハプニング。ホテルに戻る際にホテルから借りてた傘を受付会場に忘れてきたことに発覚。全力疾走で探しに戻る。フランスだしないだろうなと思いながらも戻るとそこにちゃんと傘があるではないか!よかった。よかったけどスタート前日に2kmを全力疾走するという失態を犯してしまった。案の定その日の夜と翌日は筋肉痛。次は折りたたみ傘もっていこうね。
Paris⇔Brestの看板が貰えたのが嬉しかった。家に飾ろう。これを貰えただけでもここに来た意味があるといっても過言ではない。いや、過言である。
19時からはホテルで決起会。
翌日の準備を済ませ24時に就寝。明日はスタート。頑張ろう。
走行編①に続く…(執筆中)
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