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ペルセウス座流星群だから

一年に一度ペルセウス座流星群が来る度に、Misiaに書いた「星の降る丘」を思い出す。というかこの曲が生まれた瞬間を思い出す。

記憶に間違いがなければ1997年の夏の終わりから秋口。当時まだネットの環境など無いので、デモテープを聴いてもらうにも、直接会って目の前で再生して!という時代。DAT(もうこの言葉さえ伝わらない世代が多数かも知れない)に録音して、はるばる渋谷のBMGビクターのある場所、青山劇場にほど近い場所に足を運んでいた頃・・・

この曲が生まれたのはタワーレコードに立ち寄って、そこからBMGビクターまで歩いている途中。明治通りとクロスする地点。

サビの頭のフレーズがパッと閃いた。あの時はMisiaのプロジェクトが進行している最中で、バラードが足りないな!と。壮大なバラードでもいいな!と思いながら毎日その事ばかり考えて過ごしていたと思う。

そこで色んなバラードを聴きまくって、その中で頭に残っていたのが「Endless Love」だったのだろうか?多分僕の中で鳴っていたのはLuther VandrossとMariah Careyのバージョン。


ちなみにオリジナルはDiana RossとLionel Richie。

そのテンポ感で歩いていた。なぜかは覚えていない。でも単なる四分打ちのピアノバラードは嫌だな!って思っていたのは記憶にある。

で生まれたのはこの曲

当時は勿論スマホなんて無いから、思い付いたフレーズを慌てて自宅の留守電に録音した!そして帰宅するまでずーっと歌いながら、Aメロ、Bメロを探った。結果、帰り付く頃にはほぼ全体像が見えていて、これはいい曲だな!って手応えもあった。

その後この曲は船山基紀さんにアレンジしてもらう事になり、録音の現場では身震いするほどの大編成、素晴しいサウンド、同時に歌ったMisiaの研ぎ澄まされた歌声。20年近く経った今でもあの時の空気を思い出せる。


そんなエピソードを持っているこの曲を一年に一度思い出せる僕は幸せだと思う!!!という自慢話でした。。。




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