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はじめの第一歩。

毎年、1月に気合いを入れて「綺麗な」スケジュール帳を作ろうとして挫折してきた。書き損じたり、予定変更のせいで消したりしているうちに汚くなって、何となく見るのが嫌になって、1年の3分の2は白紙・・・という年ばかりだった。

初めて12月まで使い切ったのは、スケジュール帳に直接書き込むのをやめ、マスキングテープや剥がせるシールに文字を書き込んで貼り付けるようになってから。

書き損じたり予定が変われば貼り替えれば良い。

たったそれだけで、10年以上も出来なかったことが、ノンストレスで3年以上も出来ている。

「完全無欠」「一発勝負」「背水の陣」

そうやって追い込んだ方が上手くいく人も少なくない。

追い込まれても全然力を発揮できないのは努力不足や気合いが足りないのではなく、ただ単に向き不向きなのだ。

更に言うと、「シールを貼る」行為は子供の時から好きだ。

台紙から剥がす時も、貼り付く瞬間の感覚も、貼り終えた後の紙面の表情の変化も。

いくつになっても「楽しい」と感じるのだから、「書き損じて汚い」というリスクを排除できたことだけが、スケジュール帳コンプリートを継続できた理由ではないのは明らかだ。

とどのつまり。

「最初だから」と気負うのは性に合わないし、おそらく続かない。

だから、noteでは方向性は決めずに、その日心に浮かんで反芻した事柄や言葉、海外を旅した時の思い出や、アート巡りの感想などを書き連ねていこうと思う。

文字通り、その日の心の有り様を認めるnoteとして、ゆるりと続けて行けたら良いなと思う。

因みに貼り付けた写真は、メキシコとグアテマラの国境付近で撮ったもの。

青い空の下、黄土色と緑色がひたすら続く道を何時間もバスに揺られたあの日のことは、きっと生まれ変わっても思い出せるような気がしている。


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