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コロナウィルス考察#7 緊急事態編 ❷

安倍総理の打つ手は何故このようにワンテンポ遅くなるのだろうか?ウィルス感染が拡大してのは 明らかに初動が遅れが原因である。同贔屓に見ても、

①習近平国賓訪日による忖度又は逡巡による中国人観光客の入国禁止が遅れた 

②ダイヤモンドプリンセス、クルーズ船の検疫対応

③ 緊急事態宣言発令の遅れ、東京五輪の延期決定による。

それに伴う今回の緊急経済対策も余りにも遅すぎる決定そして内容も失望せざるを得ない御粗末な中身。今回のコロナウィルスの見積を余りに甘くみて根拠なき早期終結を画策した痕が見受けられる。まるでこれは1945年終戦時の政府の混乱振りを彷彿させる杜撰さだ。時の軍部、大本営を財務省に例えれば分かりやすい。ポツダム宣言を早期に受け容れる以外になす術はないのにズルズルと決定を先送りした為に取り返しのつかないことに陥っていった。常識的に考えて、制空権を失った時点で降伏する。大本営は国民に嘘の情報を流して煽り続け、騙し欺いていった。

猪瀬直樹元都知事の著書にある昭和16年の敗戦、日本必敗論、誰がどう考えてもアメリカとの国力の差は歴然として態々、300万人に及ぶ日本同胞の命を喪う惨憺たる大敗戦は戦後の現在までその影を落としている。本土は首都が空襲で焼かれて、南方戦線では相次ぐ玉砕という名の日本軍の全滅、沖縄本土は地上戦で撃滅され戦後27年間も米軍に占領された。そして広島と長崎に原子爆弾を投下され一般市民が殺戮された。

全て政治のリーダーが判断を遅れた結果である。

私は戦後最大の危機と総理がおっしゃる通り

この国難とも言える局面でこの様な政治判断の遅れは取り返しのつかないことになるからだ。

私はこの場に及んでプライマリーバランス即ち

緊縮財政を盾に振りかざす財務省は1945年の国賊であった大本営と全く同じ構図に見える、まるで決断の出来ない首相は近衛文麿と安倍晋三がオーバーラップする。

歴史にたらればは無いが、少なくとも日本が太平洋戦線で敗れた時点で停戦合意すれば

ミッドウェー海戦辺りの時期であれば中国権益は放棄となるだろうが、台湾や北方領土は失わずに済み、沖縄戦も原爆投下もなかったかもしれない。少なくとも多くの同胞の命を繋ぐことは可能だった筈だ。安倍晋三総理大臣にとって日本の運命を決する時ではないだろうか?

消費税をゼロや減税する程度の事が出来ないとなると国民経済は奈落の底に落とされるだろう。

失業率はうなぎ上りとなり、街には失業者が溢れて生産活動は止まり、日本国全体が貧苦に喘ぐ事になるのは火を見るより明らか。

既に昨年10月の消費税増税でアベノミクスは水泡となり大失政となった。

コロナウィルス感染終息のハンドリングを誤ると国家そのものが瓦解してしまう瀬戸際だ。

4月8日現在、東京都でのコロナウィルス感染はそれこそオーバーシュートとなっているではないか!?総理や都知事の現在は持ち堪えている等とはまるで真っ赤な嘘で、かつての大本営と同じではないか!!

中途半端なしかも時期を逸した遅れた非常事態宣言の抑止効果はあくまでも限定的だ。

これでは特に東京都は飛躍的かつ爆発的な感染者が増大する!正に鼠算式になるのは免れない。

何が何でもGW明けの5月6日までに終息させないと首都機能は麻痺し大混乱とパニックを起こすだろう。何にしても感染ピークは必ず終わりがある。然し安倍内閣と小池百合子都知事は東京五輪開催を忖度した為、時期を逸してしまった。

如何考えても、3月連休前に緊急事態宣言を発令すべきだった。この決定の遅れによって如何考えても、感染ピークは急激な険峻な山を作る筈だ。

東京都はほぼニューヨーク市と同じ状態になり

街自体が治安の悪いスラムと化す、安倍内閣と日本政府、そして小池百合子都知事は完全に出遅れを認めて国民に謝罪して協力を更に要請するしかない。このままでは多くの助かる人命も喪うことになる。東京都だけは、次から次へと感染者に対して医療機関は壊滅状態となり崩壊するだろう。

法律が存在しないなら超法規的措置でも構わないので、検査数を増やして感染者の隔離施設を急造でも良いから増やさないと、都内のホテルに協力だけでは早晩に限界点となる。

管理する医療従事者側に感染が拡大してオーバーシュートを起こしてしまう。

恐らく、日本政府や当局は感染がなだらかに終息にカーブしていくと踏んでいるとしたら余りに遅い! 夜間外出禁止令や東京都首都圏の移動を一時的に封鎖する戒厳令に近い強制措置をとらないと取り返しがつかないが、安倍総理と日本政府及び自民党に期待するだけ無駄であろう。








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