副業詐欺4

「給料は安いけど、労働環境は良いから副業で数万円稼ぎたい」と思っている方は意外と多いはず。

しかし副業というと怪しいサイトや詐欺被害が存在するのも事実です。

最近では、新型コロナウィルスの影響で在宅ワークが普及し、副業を始める方も増え、それに比例して詐欺被害の件数も増えています。

本記事では、詐欺に引っかからないための知識と実際に被害にあった場合の対処法、安全な副業の始め方を紹介しています。

目次 [閉じる]
1 副業詐欺の実際にあった手口
2 先にお金を払う副業は詐欺の可能性が高い
3 要注意!副業詐欺に多い誘い文句
3.1 条件が良すぎる
3.2 高額な教材や道具を買わないとできない
3.3 「必ず儲かる」といった謳い文句
4 「これって副業詐欺かも?」と思ったときの連絡先
4.1 消費生活センター
4.2 警察
4.3 クレジットカード会社
4.4 集団訴訟プラットフォーム・SNSもチェック
5 副業詐欺を見分ける方法。騙されないためには?
5.1 始める際にお金がかかる副業は選ばない
5.2 運営会社・利用者数などをチェックする
5.3 クラウドソーシング・副業仲介サイトを利用する
6 まとめ
6.1 この記事を書いた人
副業詐欺の実際にあった手口

まずは 2020年に実際にあった副業の手口の流れを紹介します。

今回取り上げるのは、「LINEを使用した情報商材の販売」※です。

広告用webサイトから「LINEで友達追加すると副業に関する情報を無料で受け取れます」と誘導する。
LINEで何通も、物販を使用した副業の情報やツール提供についてメッセージが来る。
メッセージに書かれたリンクをクリックすると、副業ツールを9,800円で購入するように勧められる。
購入したツールには具体的な手順はなく「無在庫で大手通販サイトAに登録し、注文が入ったら別の大手通販サイトBで購入し直送する」というもの。
具体的なやり方は電話で教えると予約させ、より高額な有料プランに勧誘される。
高額な有料プランにも、具体的な物販の方法は記載されていませんでした。

上記の手口は、大手通販サイトAの規約違反に加え、具体的な販売商品を教えてもらえない詐欺商材だったのです。

「こんなの騙されないよ…」と思うかもしれませんが、たとえばあなたが信頼できる人から紹介されたサイトだった場合や、生活が苦しく藁にもすがりたいタイミングだった場合などは、通常の判断力で考えられない可能性もあります。

こうした実際には稼げない情報を高額で販売する副業詐欺が、ネット上には多くあることを認識しておき、疑ってかかる習慣をつけておきましょう。

※ 参考:消費者庁「毎月10 万円もうかるビジネスなどとうたい、多額の金銭を支払わせる事業者2社に関する注意喚起」

先にお金を払う副業は詐欺の可能性が高い

仕事を始める前にお金を払う副業は全て詐欺だと思った方がいいでしょう。

とくに「セミナー」「ツール」「情報・知識」などの文言が書かれている場合には注意が必要です。

副業する際に初期費用がかかるせどりやブログ開設、資格取得などを除けば、通常仕事をする前にお金を支払う必要はありません。

初期費用のかかる副業を選ぶ際でも、どこか業者を仲介しなければならない副業はほとんど存在しないため、お金のかかる商品の勧誘が来た場合は連絡を取らないようにしましょう。

サラリーマンやOLになる前にお金がかからないように、副業でも始める前にお金を払うのはおかしいと思っていいです。

重要なのでもう一度言いますが、仕事を始める前にお金を支払うように勧誘してくる業者は全て詐欺だと思ってください。

要注意!副業詐欺に多い誘い文句

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