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朝鮮戦争と日本台湾侵略工作 江崎道朗著

江崎道朗 先生の著作は殆ど読了しているが、現在の台湾情勢と日中関係を考察する上で極めて有用性を痛感するのがこの一冊である。
如何に日本のインテリジェンス即ち情報活動が遅れているか、複雑極まる国際情勢に対応出来ないのか?
何故か?敗戦後の歴史的事実を時系列に俯瞰して見ないとならない。

何故日本は太平洋戦争に負けたのか?と云う避けて通れない命題が先ず立ち塞がる。日本は占領軍及びGHQのウィークジャパン派によって徹底的に牙を抜かれ、何もかも戦前を否定された。その象徴は憲法そのものだ。その隙間に見事に入り込む事に骨抜きに成功したのがソ聯コミンテルンなのだ。それに日本を敗戦に追い込んだルーズベルト、トルーマンの民主党政権に潜入した共産党工作員もソ聯からの謀略であった。

さて現在に目を戻すと、このスパイ及び工作員や内部穿孔、諜報活動は未だ中共やロシアは変わらず活発に展開している。自国に有利なナラティブやフェイクニュースを垂れ流し続け、プロパンダしている様は何ら昔も今も変わらない。身内をも疑う粛正し、監視弾圧する残虐性は全く同じだろう。悪逆非道なソ聯共産政権が滅びても根本的に同じ穴の狢
勿論、中共と人民解放軍も

台湾有事は日本国内の有事である。
かつての根本博氏の英断や、白団の金門島での活躍を日本人はもっと知るべきであり、誇って良いはず。
翻って考えれば考えるほど戦争は経済戦争なんだなと思う。
如何に最新鋭の武器援助と潤沢な経済財政基盤が肝要かを知る事が出来る。
#江崎道朗著
#コミンテルンの謀略と日本の敗戦
#日本占領と敗戦革命の危機
#PHP新書刊

を是非読む事をお勧めしたい。

如何に国家にとってインテリジェンスと防衛(軍事)力そして経済が極めて大切かを痛感する。

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