育児日記~育児休業篇③男性育児のメリット
この記事に関して
本記事は前回の男性育児の困難さを書いた記事の続きです。今回は男性が育児参加することによるメリットを書きたいと思います。
私は男性が育児参加する事は長期的に様々なメリットがあると考えています。
①家庭内関係の良好化と子供への影響
②長期的な経済的メリット
③社会的意義(労働力問題)
④仕事の能力向上
※本記事での育児は仕事の調整が生じるレベルを指します。
例:子が熱を出したので仕事を休んで看病する
①家庭内関係の良好化と子供への影響
これはよく言われることで、かつ当たり前の事ですが、男性が育児参加に積極的な方が(積極的でない場合に比べて)夫婦間、親子間の関係が良好になります。
また、男性が関わる事で子供の学力が伸びたり、精神的に安定したりするという事も言われています。
②長期的な経済的メリット
男性が育児参加することによって長期的な経済的なメリットがあると考えています。
【1】パートナーが仕事を辞めたり時短しなくても良い
世帯収入で考えると、男性が一人で一生懸命働くより、パートナーと二人でフルタイムで働ける方が収入が増加します。
これは夫婦の収入バランスによっては短期的にはそんな事ないという方もいるかと思います。しかし、長期的にみるとどうでしょうか?パートナーが働き続けられる事は昇進などによる将来的なパートナーの収入増が見込めます。また、夫婦がフルタイムで働いている事は、どちらかが一時的に働けなる事態(健康や学び直しなど)に対応しやすく、将来の経済的なリスクを減らせます。
【2】長く働き続けるための精神的休養期間になる
昭和の時代、20~60歳ぐらいが所謂現役期間でした。
今はどうでしょうか?20~65?もしかしたら75ぐらいまで働く事になるかと思います。つまり経済的には長く働き続ける事が重要になっています。
ずっと一生懸命働く事に耐えられますか?私は無理だと考えています。
おそらく複数回の精神的な休養期間が必要だと思います。その一つとして育児参加(可能なら育児休業)が重要になると思っています。
③社会的意義(労働力問題)
現在の日本は少子高齢化です。そのため、労働人口の減少が大きな問題になっています。これを解決するには「女性の労働」、「高齢の方の労働」の二つがすごく重要です。
②に書きましたがこの二つに関わるのが男性の育児参加だと考えています。
④仕事の能力向上
育児参加すると、仕事をすごく効率化します。
なぜなら育児参加するとほぼ必ず定時で退社したり、突発的に休むことが増えます。
この状態で仕事を回そうと思うと、「無駄な仕事をしない」、「自分がいなくても仕事が回るようにする」をすごく意識するようになります。
結果、間違いなく仕事の能力が向上します。
また、育児参加は初めての事や、予測不能な事にたくさん遭遇するand自分で乗り越えざるを得ないので越境学習としての効果もあると言われています。
越境学習参考図書:『越境学習入門』
まとめ
というわけで、家庭内の人間関係、経済的なメリット、社会的意義、仕事の能力向上といろんなメリットを書いてみました。
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