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夢野久作「瓶詰地獄」の考察を綴ってます。 今回は、各手紙を組み合わせつつ、いろいろ考えます。 ネタバレあります。 よければ青空文庫あたりで、まず、お読みください。短い小説です。 ■3つの瓶詰手紙が見つかった場所 3つの樹脂封蝋の麦酒瓶は、3つとも封蝋が為されたまま、同時に回収されています。 1つは砂に埋まっており、1つは岩の間に挟まっており、1つはどういう見つかり方をしたか不明です。 で、私ここで、ちょっと大胆な仮説を立てます。それは。 「二人が流れ着いた
夢野久作の「瓶詰地獄」について、綴ります。 複数の手紙を並べてあるという構成の短編です。未読の方で、興味がおありの方は、青空文庫にテキストがありますので、お読みください。 この作品は、背景を説明してくれないタイプの作品で、解釈が多数存在します。しかも、そのいずれもが「でもやっぱり、スッキリしない点が残る」という具合。だからこそ読者の心を捉えて放さないのでしょう。 読後感想を兼ね、考察を綴ります。 まずは、最初から順番に第一印象の感想を綴り、それから、細かい考察に