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書を捨てよ町へ出よう

寺山修司のこの言葉がよくうかびます。ただいま両親を介護中。ぶらりとスタバでお茶してみたら、時間がのんびり流れる別世界。わちゃわちゃした日常をはなれて至福のひとときでした。

每日3食の料理つくりと大量の洗濯であまり自由に外を出歩けません。時間を気にせず好きなところへ好きなだけでかけるのが夢です。

待ちに待った(わたしが)、両親のデイサービス通いが実現することになりました。月曜にデイサービスの方と面接して、その週の金曜から通いはじめるというスピード展開です。ありがたや。これでお昼作りを週に1回パスできます。

洋服の着替え・下着・スリッパ・くつしたを購入して準備です。デイ通いの日にちが増えることを期待しながら、それぞれ枚数おおめに用意しました。さらに家の車庫のまわりが暗いのでセンサーライトも3コ購入。バタバタお店をハシゴです。

ラストは母親の伸びきった髪を美容院できれいにしてもらうこと。美容院まで車で往復30分。買い物しながら待つことにしましたが、1時間ほどあいたので新しくオープンしたスタバに入ってみました。

広い空間、落ちついたBGMの店内。音が反響しない設計のようでほかのお客さんの会話も響きません。広い窓から空をながめながら優雅にラテをいただき静かな朝のひとときを味わう。なんと贅沢。家の中で走り回っている日常とはうって変わった静寂の世界に、われながらちょっと上品になった気分です。

店員さんも若くて親切。なにを注文していいのかがわからないので、おすすめの限定しょうが入りラテをオーダー。こころも温まりました。店内の大テーブルではそれぞれPCで仕事もしくは勉強をされているようでコワーキングスペースになっていました。令和っぽい。

若いころはすてきな場所に行くと「こういう部屋に住みたい」と思ったものですが、さいきんはすてきな場所は外にあれば十分です。自分で掃除をするのは大変。きれいに整えられている場所へ好きなときに行ければ満足になりました。

ごちゃごちゃしたわが家をなんとかスタバのようにスッキリした空間にできないかな。またお店に行ってインテリアのヒントを見てこよう。家にこもりきりはよくないですね。家の外に出て新鮮な空気をあじわう。ひとときの幸せのために今日も働きます。





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