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困ったときは支援制度に頼ろう

新型コロナウィルスの影響で「家賃支払いができない」「学費が払えない」「仕事がなくなった」「生活に困っている」とひとりで悩んでいませんか。「生活困窮者自立支援制度」という、厚生労働省の困ったときに利用できる制度を見つけました。学費についても文部科学省の奨学金があります。ひとりで心配しないで、解決への参考にしてみてください。

10年前のリーマン・ショックでは販売仕事の相次ぐキャンセルにより収入が激変して困りました。でも田舎住まいのため家の心配はありませんでした。
「もしいま自分が10代や20代で一人暮らしをしていて、仕事やアルバイトが一気になくなり、親しい人もまわりにいなくて、実家には事情があり頼れないならどうすればいいの」と想像したら心細くなったので、調べてみました。
すぐ生活の助けになりそうな制度があったので参考までに書いておきます。

家賃の支払いの悩み

家賃の支払いの悩みには、厚生労働省による「生活困窮者自立支援制度」があります。詳しくは下のサイトを見てくださいね。わかりやすく読みやすいです。

厚生労働省「性格困窮者自立支援制度」制度の紹介サイト
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000073432.html

「生活困窮者自立支援制度」ってどんな内容?

■住居確保給付金の支給
一定期間、家賃相当額を支給してくれます。職がなくなり住むところを失った、または失いそうな人が対象のようです。まずは住まいの心配をなくして就職につなげる。

■生活困窮世帯の子どもの学習支援
子どもと保護者の両方に支援で、子供の進学支援や学習支援も行われる。

■一時生活支援事業
住居のない人に一定の期間、衣食住を提供してくれます。住まいのない、ネットカフェ住人も対象で宿泊場所や衣食を提供してくれるようです。

■自立相談支援事業
生活の不安を相談すれば支援員が一緒に考えて、支援プランを作ってくれます。

このほかにも、家計相談支援事業、就労訓練事業、就労準備支援事業などの支援があるとのこと。

相談場所は各都道府県、市町村の相談窓口に問い合わせる。
(私の住む市では社会福祉協議会で、市の中心部にありました)

相談窓口(全国各地)
https://www.mhlw.go.jp/content/000614516.pdf


学費の支払いの悩み

文部科学省 「新型コロナウィルスの影響で学費支援が必要」トップページ
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/hutankeigen/1420041_00003.htm

「新型コロナウィルスの影響で学費支援が必要」くわしい説明
https://www.mext.go.jp/content/20200326-mxt_gakushi01-000006193_01.pdf

高校生、大学生、短大生など在籍中の学生も対象です。トップページには、
・奨学金のくわしい説明(ページに飛ぶと奨学金を受けられる世帯年収の目安も書いてありました)
・奨学金の種類
・奨学金相談センターの電話番号
がわかります。

必要書類は在籍中の学校で手に入れるので、上記サイトを読んで学校に問い合わせるとわかりやすいようです。


支援制度を使おう

少し調べただけで見つかった、利用できそうな支援制度。ほかにも新型コロナウィルスの影響で、携帯電話キャリアによる支払い延長、公共料金の料金支払い猶予、国民保険の減免などいろいろあるようですよ。

また各都道府県は独自の支援を行っています。私の県では住まいのない人に県営・市営住宅の空室に優先的に入れるようになっていました。検索は「家賃 コロナ お住いの都道府県や市区町村」や気になる言葉を入力すると探しやすいですよ。もしくは都道府県や市区町村のホームページに記載してあるはずです。

私はいま介護サービスを利用しながら両親の自宅介護をしています。支援なしでは乗り切れないほど助かっています。介護制度を利用する前はこんなに便利な支援があることを知りませんでした。きっとあなたの必要な支援も見つかると思います。国の制度はしっかりしていますが、自分から動かないと情報が受けられません。

もし困っているならどうかひとりで悩まないで、ぜひ市区町村の窓口に相談してみてください。困ったときはさくっとプロに頼って生活を立て直す。そして生活を軌道修正できたら、バリバリ働いて税金を納めていきましょう。





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