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ひと月に3つのRTAイベントに出た話

TwitchでVstreamerをしています、SHIMAといいます。
主に「ミスタードリラーA ふしぎなパクテリア」のRTA活動をしています。
令和4年8月から毎月1回のペースでいろいろなイベントに出場させていただき、ミスタードリラーエースを披露してきました。
そして令和5年4月は3本のイベントに出場できたので、イベントへの心構えや準備したこと、そして感想などを記事にまとめました。

※RTA(リアル・タイム・アタック)→いわゆるスピードラン
 ゲームのスタートからクリアまでのタイムを競うeスポーツの総称

はじめに:4月に出場したイベントの紹介

・4/9/2023開催 Dosufurathon

どすこいフラペチーノさんが個人主催したオンラインRTAイベント。
2日間に渡り、ボーナス枠含め24つのゲームのRTAが披露された。
参加者が主催者の意を汲み取ったのか、"素晴らしい"走りを続け様に繰り広げ最初から最後まで見る人を楽しませた。

・4/22/2023開催 RTAinVstreamerVol.5

RTA in JAPANチャンネル貸出のVstreamerによるオンラインRTAイベント。
お昼からの半日間、9名のRTAが披露され平均視聴者2,000人弱を賑わせた。
ゲーム終了後、セットアップ時間を利用した走者へのインタビューが特徴的でVstreamerに寄り添った良いイベントだった。

・4/23/2023開催 GreenGamingFest2023

アースデイに合わせて4日間に渡り開催された海外チャリティイベント。
$1000を目標に、見事$1036を集めOneTreePlantedに寄付をした。
日本人として恐らく初出場?ゲームも海外初お披露目となり個人的に最も感慨深いイベントになった。


1.Dosufurathonの感想

ひと言感想:めちゃくちゃ失敗したが、それが成功だった。

・出場が決まる前の1ヶ月間ミスタードリラーを遊んでいなかった

2月末に別のイベントに出場させていただき、達成感からかミスタードリラーエースを楽しくプレイできなかった期間が約1ヶ月ありました。
精神的な理由だったので、正直かなりきつかった。
(詳しい内容はネガティブなことなのでこれ以上の記述は控えます。)

そんななか申し込んでいたイベントの出場が矢継ぎ早に決定し、
その最初のイベントがDosufurathonでした。

主催のどすこいフラペチーノさんのことは1年ほど前から他のRTAイベントを通して知っており、直近に出場されていたオフラインイベントがとても面白かったのもあり、イベント参加募集の告知を見たときにスーッと「申し込みしてみるか!」と気持ちが出来上がりました。

・準備したこと

メンタル 〜圧倒的に準備不足だった。
ぼくはイベントに出るにあたって、そのイベントの背景や主催の意を汲み取ることを意識しています。
しかし、今回のDosufurathonは

第1回のため前例がなく、
募集タイトルもなんでもあり、
基本的に全採用の前提

だったため、ぼくのアプローチでは準備が難しかったです。
もっと主催のどすこいフラペチーノさんのことを知っていればまだ良かったのですが、件のオフラインイベントの印象のみが強く残ってしまっており、Dosufurathonが始まる直前までどのような意気込み・モチベーションで挑めば良いか悩み続けていました。
そのせいか、後に語りますプレイミスに繋がることに・・・

フィジカル 〜直前まで調子は良かった!
ゲームプレイに関しては、いつも通りやれば結果がついてくる。そう割り切ってイベント当日も直前までリハーサルを行いました。
イベント当日までの練習時間が普段あまり配信をしない平日夜ということもあり、かなり眠たかった毎日でした。
お仕事終わりに頭を使うゲームは、ね・・・。
まぁそれでも無難にプレイして本番直前に4連続クリアもしたし、メンタル面で悩んでいた通り、本番で何を喋ろうかな〜とばかり考えていました。

・いざ本番

Dosufurathonは配信ミラー形式で行われました。
主催のどすこいフラペチーノさんのチャンネルで各走者さんの配信を映して、さぁみんなで見よう!といった感じです。レイアウトを配っていただいたのでそれに合わせてゲーム画面をうまく設置する程度の準備でした。注意する点はTwitchの設定で広告を切る、通知をオフにするといった映像が途切れないようにする配慮くらいです。

本番当日は緊張もあり眠たさがすごかったので、リハーサルを終えたあと一眠りしてリフレッシュしました。配信をつけた状態で待機していると音声やレイアウトなど主催側が確認しに来てくれました。
過去のイベントでもそうでしたが、こういう確認事項をこなすと「あぁ本番が始まるんだな・・・」と次第に緊張しはじめてきます。特にチャットやディスコードで文章による確認だと緊張感が増してしまいます。

ミスタードリラーエースは最初に3分ちょっとのムービーがあるためゲームの説明や自己紹介をして時間を使うわけですが、ここだけでも話すことをしっかりと決めておかないと、プレイが始まってからもフワフワした状態が続いてしまいミスにつながってしまいます。

眠たい・・・、何を話そう・・・、緊張してきた・・・、

・・・はい、やってしまいました。今までのイベントでやっていないミスを続け様にやらかしてしまいました。

雑なプレイとエアの軽視
5ブロックを壊しすぎたのと、せめてもっとアイテムをうまく使っていかないといけない場面が多かったように思います。
エアを軽視するとどうなる?知らんのか、ゲームオーバーになる。
EST超過のリスク
多少のミスをしても前後のお喋りを含めてこのくらいの時間で終わります、とESTを設定していますが、ゲームオーバーになったりリトライを繰り返すと、あっという間にESTを超過する展開になります。
今回はステージクリア直前のリトライを2回もしたうえに、プレイが臆病になり攻略に時間をかけすぎました。普段はリトライがあっても1回でなんとかなるんです。2回リトライすることなんて、まずないんです・・・。完全に想定外の展開でした。
話題が乏しくなっていき主催に泣きつく
ミスが続きどうしようもなくなり、同じ映像を見せ続ける状態になってしまい、ゲームの情報を出すこともできず困った末に主催のどすこいフラペチーノさんの名前をとにかく出してごまかしていました。
プレイ中は藁にもすがる思いで「見てますかー!これがミスタードリラーエースです!」とか言っていましたが、かなり失礼で軽率なトーク内容でした。申し訳ございませんでした。

最終的には30分超えでなんとかクリア。前後の会話を含めると完全にEST超過です。やってしまった・・・

・ミスの要因と反省

常になにか話題を考えながら、かつ頭がはっきりとしていない状態だったのでゲームプレイに集中しきれていないことが最大の要因だったと思います。

台本は準備すべき
どのゲームもそうだと思いますが、イベントで視聴者さんが一番見てくれるのはプレイが始まる最初の数分がピークで、今から始まるゲームやプレイヤーが面白そうかを判断する貴重な数分間です。
ミスタードリラーエースはその最初の3分間がムービーのため、お喋りで視聴者さんを虜にしないといけません。
だから「絶対に台本は必要!」そして話す内容も工夫して!
ミスタードリラーエースはローグライク
ブロックの配置や拾えるアイテムなどランダム要素が強いゲームのため、その場その場の状況にうまく対応していかないといけないのですが、話すことばかり意識しているとプレイが雑になってしまい、気がついたときにはゲームオーバーという展開になりがちです。
ローグライクジャンルのゲームは、めちゃくちゃ難しいことを簡単にやっているように見えることがひとつの醍醐味ですが、ミスタードリラーエースはシンプルゆえにスーパープレイと雑なプレイの見分けがつきにくく、見映えがそんなによくありません。丁寧なプレイングで余裕を見せつつ、現在の状況をわかりやすく伝える技術が必要だなと感じました。
臨機応変の良し悪し
ミスにつながるため絶対にやってはいけない行動と、ハイリスクローリターンである無駄な行動は、ちょっと考えるだけで理解ります。ごくまれに上振れに期待をした行動が織り混ざることもありますが、基本的にミスタードリラーエースでは「ミスが起きないプレイを素早く判断して行う」ことが最善手であり最速につながります。
臨機応変なプレイといえば聞こえがいいですが、ローグライクのRTAにおいては複雑に考えることが一番の敵になります。時間短縮のためには、いかに固定パターンに当てはめて、いかにシンプルに進めるかが重要です。そのためプレイ以外の要素、特にお喋りすることを意識しながらプレイするなどの余計な思考はとにかく省く必要があります。

普段の配信からそうですがシングルコアな頭のため、どのゲームでも喋りながらのゲームプレイがかなり苦手です。それなのにちゃんと準備をしないままイベントに臨むなんて言語道断!ミスして当たり前でした。

そのため反省点として、特に以下の3つは教訓として強く頭に残りました。
・やはり解説がいてくれると負担が軽減するのでプレイに集中ができる。
・解説がいなくても台本を用意しておき事前に話すことを決めておく。
・プレイ状況によっては喋ることを一旦やめる覚悟を持っておく。
次からのイベントでは常にこれを意識して組み立てていきます。

・Twitchリンク

クリップ:主催を煽る

クリップ:主催を名指し

さいごに
どすこいフラペチーノさん、この度はイベントに参加させていただき本当にありがとうございました。
失礼な態度をたくさん取ってしまい申し訳ございませんでした。そして寛大なご対応により不敬をうまく捌いていただき感謝しています。
ご自身もプレイヤーということからかもしれないですが、参加者が起こしたミスに対しての扱い方やそれに対するどすこいフラペチーノさんの反応は、プレイヤー目線からすると落ち着きを取り戻すきっかけになる、ホッとするリアクションだったと思います。
ミスして焦ってアワアワしてしまっていたところで「ESTなんて飾りですよ」と言ってもらえたことは、今後のイベントで落ち着きを取り戻すルーティンになりそうです。重ね重ね、ありがとうございました。


2.RTAinVstreamerVol.5(RiV)の感想

ひと言感想:モデル愛とドリラー愛の並走ができて楽しかった

・イベントに向けた意気込み

とにかくVモデルを見てほしい!
Twitchで本格的に配信活動をするきっかけとなったぼくのVモデルは、
最初に加賀地結奈さんにデザインしてもらい、
くまのくずよさんだれでもVtuber用にモデリング制作してもらいました。
※くずよさんにエモートを作ってもらった時の話

配信活動はずっとVモデルと共にしてきたのですが、今まで参加したRTAイベントではほとんどVモデルを出せていなかったので、Vstreamerに特化したこのイベントは「最大の見せ場になるぞ!絶対に成功させる!」と意気込んでいました。

イベントのファーストランナーなのでいいところを魅せたい!
ゲームプレイに関しては、なんといってもDosufurathonの反省を活かして"ミスなく良いタイムで通したい"と考えていました。目標クリアタイムは25分くらいで、後続の方にいい流れでバトンを渡したい思いでした。
また、このイベントはRTAinJAPANさんのチャンネル貸出であり、土曜日のお昼からスタートするのでミスタードリラーエースというタイトルでも視聴者が200人くらいは来てくれるかも・・・?という期待感が大きかったです。
多くの方にミスタードリラーエースというゲームを知ってもらうチャンスであり、ぼくの配信活動の集大成を披露するぞ!の気持ちでした。

・準備したこと

一番に準備したことは台本作成
Vstreamerのイベントということで、解説をお願いするとしたらVの方にお願いしようと思っていましたが、知り合いに気軽に頼める方がいないうえにミスタードリラーエースに詳しい方がいないため、すぐさま断念。
自分一人で実況解説しながらプレイするしかないと覚悟を決めて、ちょうどRiVの翌日に英語で解説するために和訳と英訳の台本を作成していたので、ミスしたときのことも想定したうえで練習していきました。
台本の内容は「これからVstreamerたちのイベントが始まるんだ!」となるように意識して作りました。開口一番は話したかったVモデルのことから自己紹介をはじめて、ムービーが終わりゲームスタートに合わせてゲームの内容を話すようにしました。

Vstreamerとして表現したかったこと
先述している通り、話したいことはVモデルのこと。特に、制作してもらったモデルに愛情を抱いていることを伝えたかったです。
モデルそのものをもちろん気に入ってますし、ぼくがクリエイターさんに出会えた経緯やきっかけ、モデル制作の様子を実際に見ていてその時々のクリエイターさんの考えていたことやいろいろ考えてくれた工夫の経過、そういう背景事情を含めて自分自身がSHIMAというキャラクターを愛していることを前面に出したいと考えていました。
また、このイベントの背景を自分なりに考えたときに、Vモデルの話題なくしてこのイベントが始まるか?と、まず話題に悩みました。ほかのRTAイベントはゲームジャンルで区分されていることが多く、ゲームそのものに着目されている印象がありますが、RiVはプレイヤーに着目してくれています。Vstreamerとしてのアイデンティティを最前面に出すことが許容されている!それならファーストランナーとしての役割は、見に来てくれた方にこの愛を伝えることじゃないか?と結論付けました。

Twitterでたくさん告知をした
出場が決まったときの当選ツイートはいつもしているのですが、イベント前にしつこいくらいたくさん告知ツイートすることは今までありませんでした。
実は2月に出場したイベントで告知ツイートの効果的なタイミングのお話を聞いており、それを思い出してイベントの1週間くらい前から告知ツイートを投稿するようにしました。
ちょうど運営側にサムネの立ち絵を作成いただき、これがめちゃくちゃいい出来栄えだったのでガンガン使っていきました。

また、意外にも運営側と他の参加者の方が告知ツイートをそんなにされていなかったようなので、イベントがあることが浸透していないのでは?と不安感が強かったです。(杞憂でした)
ついでにもうひとつ、RiVの次の日に海外イベント出場が決まっていたので合わせて告知をしていました。RTAinJAPANチャンネルを見てくれた人が次の日に海外イベントも見てくれないかな~ということを期待していました。

(技術的な部分を少し紹介)
事前に運営側から確認事項が記載されたマニュアルを配っていただけました。以前に参加したイベントにもこういった資料は合ったのですが、今回の資料は少し記載内容に不便な印象がありました。
詳細なスケジュール、各自が設定しないといけないこと、その手順、が網羅されていると分かりやすいなと改めて感じました。
一方で、イベント日より前に配信テストを求められ、そこで事前にレイアウトや音声チェックなどをしていただけた点は本番に向けての不安が軽減されて良い印象でした。

・いざ本番

今回のRiVは設定済みのOBSを配ってもらい配信する形式で行われました。
自分のTwitch配信を取り込んで映すミラー配信ではないので、設定など気にする部分が少なくて参加者としては楽でした。指定されたレイアウトにゲーム画面と背景付きのVモデルを設置して、マイクの音声フィルタだけちょこっと触る程度でした。

本番前の音声チェックは、スタッフさんとディスコードで通話しながら確認できたので調整がしやすかったです。文字での形式的な確認より、ちょっとした雑談ができた分メンタル的にかなり助かりました。
ファーストランナーというだけでただでさえ緊張していたのですが、配信が始まってからすぐに視聴者数が1800人を超えていて平静を保てませんでした。

え、ぼく200人くらいに見てもらえるかもって・・・え、1800人??

このときスタッフさんとして通話してくれたのは走者でもあるテレみさん。初めましてでしたがフレンドリーにお話できてとても落ち着けました。正直なところ緊張していて何を喋ったかは覚えていないのですが、めっちゃ視聴者いる!とか、うまくできるといいなぁとか、そんな内容だったと思います。・・・そうですよね?
恐らく通話ではなくチャットなど文字でのやり取りだと、緊張でひどいことになっていたと思います。お話できて本当に良かった。

スタートしてからは想定した通りに進行できた
実は何度かDosufurathonの悪夢が頭をよぎりました笑
最初に運営側で音声トラブルが発生していたようで、次にぼくのタイマーがフリーズしていてスタート直後にリセット。プレイ中も運営側のトラブルで映像が途切れてしまった瞬間があったようです。
そんなトラブル続きでしたが、意外にも冷静に対処できました。ゲームが始まってからは緊張も焦りもなく台本通りに話すことができ、プレイングも終始悪くはなかったと思います。
振り返ってみると、これだけ落ち着けていたのは完全にDosufurathonの経験のおかげでした。こういったトラブルが起きることも想定の範囲内にすることができたし、プレイ中のミスへの対応もうまくできたし、話す内容もしっかり段取りできていた気がします。イベント中にコメントを拾う余裕もあったくらいに!

・完走した感想と反省

全体的にうまくプレイすることができ、目標としていた25分より早いタイムでクリアできました。最後のステージをクリアしたとき、とてもホッとしたことを覚えています。
完走した感想を言い忘れるくらいにホッとしすぎていました・・・

改めて、台本は準備しろ!
ミスタードリラーエースは最終ステージクリア後からタイマーストップするまでムービーが2分あります。始まりのムービー中の3分で話すことは台本にしていました。じゃあ、終わりの2分は?
完走した感想は様式美
終わりよければ全てヨシッ!って聞いたことありますよね?完走した感想はRTAにとって締めの言葉とも言える様式美であり、これを言わないとRTAが終わった感じがしませんよね。これを言わない走者は現代にいないのでは?長々とムービーの説明をして時間を使って、最後の最後にフワフワした状態になってしまいました。
後続の方へのバトン
ファーストランナーだからあれこれ頑張ろう!と意気込んでいましたが、後続の方へバトンを全く渡せていませんでした。自分の走りが終わってホッとして、話すこと話して自分よがりで終わってしまった。大反省です。
せっかく直前にテレみさんとお話もできていたし、エンディングムービー中の出来事を話題にしてジオゲッサー東京マップの話題を出しても良かったなぁとか思ったり。スケジュールの話題を出して次のゲームへ意識を向けるなど、イベント全体のことへもう少し配慮できていればとか思ったり。
「この後もどんどん魅力的なVstreamerが出てきますよ!」とか言えたりしたら良かったなぁとか思ったり。

まとめて反省点は次の通り。
・台本は最初と最後をきっちり決めよう。特に完走した感想は必須
・自分の出番の前後の絡みを大切に。貴重で特別な縁です。
イベント参加の経験値が貯まって来ているのでやれることは増えているはず。どのイベントでもミスタードリラーエースの人と呼ばれるようになりたい!

・Twitchリンク

さいごに
運営、スタッフのみなさんのおかげで貴重な体験ができました。イベントに採用していただきありがとうございました。ゲームが終わったあとの対話の時間は他のイベントにない素晴らしい時間でした。喋りたいことを喋らせてもらえてとても楽しく、そしてとても心に残る良い体験となりました。
これからはRiVチームの一員として楽しいVstreamer活動を続けていきますので、引き続きよろしくお願いします。

Twitchチームページ


3.Green Game Fest2023の感想(GGF)

ひと言感想:とても良い経験になったが、なにも残せなかった。

・海外イベントに申し込んだ経緯

Oengusをずっとチェックしていてとにかくイベントに申込みをしようとしていたことがあり、RiVもその動きのなかで発見していました。海外イベントはチャリティーを目的に開催されることが多い印象なので、イベントの背景に注目してミスタードリラーエースに可能性がありそうであれば申込みをするつもりで色々な募集ページを確認していました。

そのなかでGGFはアースデイに合わせてOneTreePlantedという慈善団体に寄付することを目的に開催されているイベントでした。
同時期に募集が行われていたものでは、飢餓に対してのチャリティーや、医療関係チャリティーや欧州など現地イベントの募集が記憶に残っています。
そのひとつひとつに対して、このイベントはミスタードリラーエースと親和性があるか?と翻訳を使いながら募集ページを確認していき、過去のアーカイブで雰囲気を探りつつ選んでいきました。

ミスタードリラーエースのプレイ中に見ることができるムービーには、過去に活躍したであろうパクテリアの伝説が断片的に語られており、エンディングムービーの最後にはパクテリアが世界にちょっとした影響をもたらしたと語られています。
オゾン層の一部が回復したり、生態系が回復したり、みんながやさしくなってケンカが少なくなった気がしたり。
ミスタードリラーエースに隠されているこのメッセージ性はGGFにぴったりだ!と思い、申し込みを決めました。

・準備したこと

結局は台本第一
なんと言っても最初に準備したことは英語の台本です。先述の2つのイベントで散々反省しておりますが、普段からゲームの解説は流れでしか考えておらず、更にその解説を英語にして憶えて喋りながらプレイしなければいけないため、ガチガチに文章を決めていきました。
ミスタードリラーエースはローグライクなので、作成した通りの話の展開にプレイできない可能性が高いですが、ある程度割り切って準備を進めていきました。

・・・いや、無理でしょ?
日本語でさえ話しながらのプレイができていないのに、台本を暗記して英語で喋るの?これはさすがに解説をお願いするしかないですね。
・・・いや、いないでしょ?
ミスタードリラーエースに詳しくて、英語ができる方を2週間以内に見つけるだけ!・・・ってそんな人おるかー!!

ローグライクは余計な思考を省くのが大事だって!
喋ること意識してたらプレイが雑になるって!

と泣き言はさておいて、以下台本を作った手順になります。

  1. 日本語でガチガチの台本を作る

  2. 翻訳を使って英語にする

  3. 英語ができる人に添削してもらう

ゲームへの知識があり英語ができる方はそれほど苦労しないでしょうが、海外に知名度のない国内ゲームの場合は表現がとても難しいと感じました。そのため最初から英語ができる人に作成を依頼するのではなく、日本語と英語でそれぞれ文章を作ったうえで、文法や細かい表現の部分を直してもらう方法を取ってみました。
その結果、面倒な作業が増えて時間がかかったうえ表現がより複雑になりました。

お手伝いをしてくれた、たびおくん。ありがとう。
ご迷惑おかけしました。

台本が完成したら"喋るだけ"
文章が出来上がったら、あとは反復して覚え込むだけ。文章を暗記していき、プレイに合わせて自然と口から英語が出るように・・・2週間程度で自然と出るわけもなく。発音も下手で、練習しながら自分で笑ってしまいました。困ったときには日本語も出る始末。言葉の壁を実感しました。
英語の練習にはリスニングが必須な気がしたので、たびおくんに台本を読み上げてもらい、その録音を四六時中ずっと聞いて口ずさみながら合間合間で練習をしていきました。プレイ中に台本になにが書いてあるか忘れても、音で思い出すみたいな、そんな感じ。
このあたりの練習方法は学生の英語の勉強になってしまいそうなので割愛します。

(技術的な部分を少し紹介)
GGFもマニュアルが用意されていました。もちろん英語で。翻訳をして読むわけですが、ミームなのか知らない英単語が混ざっていて読み解くのが難しかったです。その都度たびおくんに確認して理解していきました。
また、事前の配信テストはありませんでした。人数が多かったからか、技術的な問題なのかはわかりません。レイアウトの配置をしてね、わからないことがあったらスタッフに聞いてねと発信されていたので、早めに設定をして不明点を解消したり英語が下手なことを伝えました。

・いざ本番

GGFもRiVと似たように、設定済みのOBSを配ってもらい配信する形式でした。配信先と音声の取り込み方がRiVとは異なる手法でしたが、技術的なことは詳しく文章化することができないので、もし知りたい方がいらっしゃれば個別に問い合わせいただければと思います。

事前の配信テストはありませんでしたが、出番の直前に音声テストと最後の設定がありました。スタッフと通話でやり取りをして専用の音声チャンネルの設定をしたわけですが、もちろん英語の会話です。

な~んもわからん

なにを言っているかわかってないことはわかってくれたみたいですが、相手が翻訳を使ったり文字で説明してもらえなかったので、必死で聞いて必死に答えました。この時間で最後の配信調整をしようとしていたみたいですが、恐らくぼくが本当に何も理解できていなく、運営側も伝わらないしもう行っちゃえ~的な感じで本番がスタートしたと思います。

自分の画面上は全くの問題がなく、淡々と英語の台本を読み上げていくだけでした。プレイが始まってもとにかく台本通りに、ミスを少なくするためにちょっとゆっくりめのプレイを心がけていました。
時よりコメントに目をやり見知った名前が視界に入ったとき、かなり気持ちが落ち着きました。見に来てくれた日本のみなさん、ありがとうございました。

アーカイブを見直して初めて知ったのですが、見れた映像ではありませんでしたね。恐らく海外とのpingがうまくいっておらずビットレートを下げるなどの調整もできていなかったので、途切れ途切れのゲーム画面が続いてしまっていました。
さすがにひどすぎたので自分で見たときはかなりショックでした。世界の人にミスタードリラーエースを伝えたかったし、台本も頑張って作ったし、英語で喋るのだってたくさん練習したので、結構悲しかったです。

・反省

運営側ともっとコミュニケーションが取れていればこんなことにはならなかったでしょう。せめて見せ物として成り立っていれば内容について反省もできるのですが、映像が死んでいるのはどうしようもありません。

言葉の壁なんて存在しない、コミュニケーションを怠っただけだ。
自分の出番は自分で作り上げろ!技術的な部分もしっかり確認を取って。
テスト配信は絶対にすべき。マニュアルになかったら追加してもらおう。

Twitchリンクはなし。はじめに、から一応該当イベントに飛べます。

さいごに
GGFスタッフのみなさん、この度は参加させてもらえてありがとうございました。チャリティーイベントの雰囲気を知ることができたし、海外の方との交流のきっかけになりとても良い経験になりました。ぼくの出番は失敗だったけど、お互いこれを次の一歩にできたらいいなって思っています。
TY , GGF STAFF’s !! Good Ggame &  Good Event !!


さいごに:謝辞

ぼくの活動の原点であるクリエイターの方々へ。
素晴らしいデザインと素晴らしいモデリングで、ぼくの表現を常に助けてくれてありがとうございます。ぼくは他人より思い入れが強すぎるのか、もしかしたらちょっと引かれているかもしれませんが、この表現方法がなかったら言葉通り自分が存在していないことになります。今となってはそんなことは考えられません。
生み出していただき本当にありがとうございました。これからも活動の支えになっていただけると嬉しいです。

ぼくがミスタードリラーエースをプレイするきっかけになった、親愛なる配信者さんへ。
いつもありがとうございます。あなたのおかげで楽しく今日も明日もホリホリ掘り進むことができています。いつもぼくが感謝を述べると「私は何もしていないですよ」と仰られますが、あなたの活動がなければぼくがこのゲームに出会うことがなかっただろうし、このゲームを通しての様々な出会いを経験できなかったと思うと、やはり感謝してもしきれません。
ぼくはこの先もたくさんのイベントに出ることを視野に活動を続けていきます。どこかでなにかのイベントで共に出場することがあれば、一緒に面白おかしく会場を賑やかせられたらいいなと思っています。どうぞ今後もよろしくお願いします。

いつも応援してくださる皆様へ。
4月のイベントはどうでしたか?楽しんでいただけましたか?今後もRTA活動が多くなると思います。普段からあまり喋ることができず楽しいことをうまく共有できていないかもしれませんが、ハラハラドキドキな展開や、少しでも面白いコンテンツを共有できるように取り組んでいきます。引き続きどうぞよろしくお願いします。

そして新規フォローもありがとうございます。
4月は3本のイベントで35名増えました。
これからもミスタードリラーエースのことをどうぞよろしくお願いします。

4月のアナリティクス


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