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簿記3級とったよ、の話。

1年くらい前ですね、2020年11月の試験を受けて合格しました。
仕事に活かせるとか、転職を考えているとかではなくなんとなく取りました。
なんとなく性に合いそうな気がする、という根拠も何もない理由でずっと気になっていた資格、それが簿記でした。

きっかけ

友達が取ると言ったから、です。2020年2月だったかな?まだコロナ禍になる前でした。友達と会って喋っていたら、子育て中の彼女が「私何の資格も肩書もないから簿記とる!」と。なんか資格でも取ろうかな、ってぼんやり思っていた私。どんな資格なのかよく分かってなかったけど気になっていた簿記。運命!一緒に頑張ろう、となりました。
その日友達と別れてすぐ、本屋さんに行き簿記のテキストを買いました。

コロナ禍

ほぼ休日のみでしたがこつこつ勉強してました。その矢先のコロナ禍。6月の試験を受けようと思ってましたが、検定試験自体の中止が4月?5月?だったかな?に決定しました。となると次の試験日は11月。ずっと勉強するにはあまりに期間が長い。なら勉強はいったんお休みして、また試験が近づいてから再開しようって決めました。
試験が中止になって残念というより「勉強しなくちゃの日々から解放されるー!」ってちょっとホッとしましたし、「余裕で合格」ってところまで持っていけそうになかったので、時間に余裕ができて助かりました。
んで今思い出そうとしてもこの辺は記憶があいまいで、どの程度勉強進んでいたのか覚えていません。4月はちょっとだけ入院してて、入院先にテキスト持って行ったような気がします。でも病院で勉強した記憶はないですね、、。

入院時の記事はこちら。

勉強再開

8月には再開しようと決めていました。そして9月になっちゃうーって焦りながらギリ8月だった某日、勉強を再開しました。
休日しか勉強しないにもかかわらず、その休日でさえも大した時間はさいていませんでした。そもそも集中力がなく、10~30分が限界、すぐ休憩してました(笑)
そして休憩し始めたが最後、永遠の休憩となるのでした。スマホって怖い。

勉強はテキストと問題集、あとはネット上の解説や問題を少し、NHK高校講座の簿記、そしてYouTube。
YouTubeはふくしままさゆきさん一択。大変お世話になりました。多分3級の動画はほぼほぼ観ました。動画の途中で問題が出されるんですが、動画一時停止してまじめに解いてました。
動画の途中で寝てしまうのもテッパンで、子守唄としてもお世話になりました(おい)。寝転がって観てるあんたが悪いんやで。


試験が近づくにつれて。

テキスト一周した頃から問題解く→苦手なところのYouTubeやテキスト見る→また問題解く、を繰り返してました。
簿記3級の検定試験って問題が5つに分かれているんです。なんとなくですが5つとも解けるようになってきたので、初めての模擬試験をやってみることに。本番と同じように時間を測って、です。試験問題自体は、テキストについていたチェックテストと、問題集についていた本試験レベル問題の2つだけ。2回しかチャンス無いぞ、の状態。
初めての模擬試験はタイム的にとても不安な仕上がりでした。いやいやこれはあかん、、てことでまた勉強。少ししてから2回目の模擬試験にチャレンジしました。結果はなんと!余裕の仕上がり(えっへん)。タイム的にも点数的にもあら、私合格できちゃうんじゃない?と余裕ぶっかますレベルでした。
その辺りから好きな問題を解く(楽しいから)、さっぱり訳の分からないところを繰り返す(不安だから。でも最後まで分からずじまい。)、みたいな勉強のやり方になっていきました。その他は多分できるっしょってことでそこそこに。
これがのちのち後悔の種となるのでした、、。

試験申し込み

とある日に友達からのLINE。
「簿記検定の申し込み今日からだよね、0時ジャストに申し込んだよ」

え?0時?人気のチケット取る勢いやん。
私はというと週末にでもゆっくり申し込もうかな、なんてのんきに構えてました。そんな私を察したかのようにLINEをくれた友よ、ありがとう。
なんですが、その日は仕事でLINE見たのがお昼休み。申し込み始まって12時間以上は経っている。焦りながら急いでアクセス。
はい、全く繋がらない。前回がコロナで中止になったからね、受けたい人たくさんいたよね。そしてその日に限って深夜まで残業が確定している、昼休みのうちに何とかしなくては。直接窓口まで申し込みに行くか?でもこの感じだともういっぱいなのでは?うーむ、、。なんて感じで結局申込できぬままに昼休み終了。

そのまま午後の仕事と深夜残業をして、終わってから急いでチェック。そこには「受付中止」の文字。もう終了してましたね。ですよね、、。あーあ、一生懸命勉強してきたのに。おバカな自分が嫌になる。

簿記検定は商工会議所というところが主催で、各地にあるのです。試験自体も商工会議所で行われ、私の住んでる市にもあるのでそこで受けようと思ってました。
しかし受付中止、もう申し込めない。もう11月の試験は諦めるしかないのか?いや、待てよ?住んでいる市ではもう受けられないけれどあの方法ならいけるのでは?それは・・・

別の市で受ける。

私天才!
そうなれば急がなくては、どこにあるんだ商工会議所。A市とB市が家からだと行ける距離かな。な、なんと!両方の市とも余裕で空いているーーー!でも悩みました。学生さんとか就職控えてる方のが急いで受けたいよなって。私は周りから見たら急いでるとは言い難いと思うので譲るべきなのかなって。でも。勉強、春からやってます。ずっとこの日を待ってたんです。私にとっては不要不急ではないのです。

心は決まったので、申し込むことにしました。なんとなく場所が分かりそうなA市で受けようと個人情報入力して受付完了を押そうとした時にふと「いや、距離的にB市のが近いのでは?」となり急いでGoogleマップを開く。予想通りB市のが近かったので、最終的にB市で申し込みました。
無事に申し込み完了。深夜00:17。明日も仕事。お風呂入ろ(疲れた)。

次の日B市の商工会議所より申し込み完了のメールが。よかったよー!
って思っていたら数日後知らない番号から電話が。
「A市商工会議所です」
A市?え?申し込んだのB市ですけど、、A市では申し込んでませんけど、、なんでしょうか、、ていうかなんで私の電話番号知ってるの?
「申し込み途中になってまして。検定料支払わないと申し込み完了にならないんですが、そろそろ定員いっぱいになりそうなので大丈夫かなと思って電話させてもらいました。」
申し込み途中、、?

あ!
個人情報入力したわ!

そうなんです、思い返してみると個人情報までは入力しちゃってたんですよね。で、検定料の支払い方法選ぶ画面の時にB市のが距離的に近いかもって思って申し込み引き返したもんだから、向こうからすれば申し込んでるのに支払いまだの人なわけですよ。
迷惑ー(汗)なのにお電話くださって優しさしかない。あの時のお電話くださった方、その節はすみませんでした(平謝り)。
受付だけでどんだけハプニングあんのよ(自分で招いてるだけ、、)。

試験当日

試験会場は初めて行く場所だったので事前に下見をし、持ち物は前日にしっかり用意して、当日は早めに到着、完璧よ。なにせ受付がドキドキだったからね(苦笑)
試験会場の入室時間になるまで受験者全員廊下で待機。テキスト読んでる人、友達と喋ってる人、などなどいろんな方がいらっしゃいました。
私はテキストを読んでみるも何にも頭に入ってこなかったので、潔くテキストをしまいぼーっと待ってました。

そして入室許可が出たので試験会場に入り、自分の受験番号が書いてある席へ。試験の説明がされ、問題が配られいざ本番。
まずはざっと全体に目を通す。ん?難しくない?でもまぁ解けそうな問題から着手。制限時間に余裕がなくなるのは怖いので分からないところでは長く立ち止まらず、そういう問題には印をつけておいて後で見直すこととしました。
とりあえず一通り解き終われはしましたが、さっぱり分からないところ、不安なところ、知ってるのに思い出せないところ、いっぱいありました、、。見直しもしたいけど、あとで速報と見合わせたかったので自分の回答をメモしていたら見直しの時間がめっちゃ短くなり最後焦りました、、。
試験は一定の時間を過ぎれば退室可能になるのですが、最速で解いてもその時間は無理やろって時間で鬼早で退室する人、きっと優秀な方ならこのくらいで見直しまで終わるんだろうなな時間で退室する人、などなど徐々に退室していきましたが、私は最後まで解いてました。ギリ中のギリまで選択問題の選択肢をこっちかなあっちかなってやってました(苦笑)

終わったのはお昼時、試験会場近くのお店でランチして帰ることに。お疲れ私なんて思いつつ食べていたら、食事の終わりがけに別の試験会場で簿記検定を受けていた友達から電話が。
「おつかれー試験どうだった?」
「難しかった、ねーあの問題のあそこ全く思い出せなかったんだけどなんだっけ?」
「それはあれだよーそこは分かったけどあそこ分からなかった」
みたいな会話をしつつ、とりあえず無事に終わったことをお互いに労いました。

ちなみに合格発表は後日なのですが、簿記検定は結果速報がいろんなところで出るので答え合わせして私も友達も多分合格しているだろうとなりました。よく頑張った、よく頑張ったんですが内容が良くなく、ちょっとの悔しさと自分の勉強法の過ちにもやもやが残ることとなりました。
ちなみにちゃんと合格してまして、希望者だけに渡される合格証書もせっかくなのでもらいに行きました。

試験が終わって

合格していたので別にいいのかもですが、あまり点数は良くなくぎりぎりの合格でした。
敗因は過去問を解かなかったことかな、と思います。
過去問は持ってなかったので解きませんでした。ネット上にあるんですけどね。あるんですけど、プリンターがない→コンビニとか行かなきゃいけない→どうやってプリントアウトするのかよく分からない→出題範囲変わる前の過去問かもだし(よく調べてない)、やっても意味ないか→模擬試験はタイム測ってやって結果よかったしそれでいいや、となりました。
試験終わってから後悔しました。やればよかったよ、雰囲気つかめたやんって。過去問から読み解けることってきっと多いよね。模擬試験よりなかなかめんどくさい感じだったんですよ、本試験。

てか模擬試験難易度低かったやんーーーー!!!(本番で初めて気づく)

最悪でした。それでも合格できたからよかったじゃん、って思いますよね?違うんですよ。
簿記の検定試験は問題が5つに分かれているんですが、1つ目がですね、簿記の肝、仕訳問題なんですよ。簿記は仕訳に始まり仕訳に終わる、なんて言われるくらい大切なんですよ、仕訳。それがですよ、5問あるんですが、、、

3問しか正解してなかったーーーー!

やばすぎて引きました。仕訳なんて余裕ー、って途中から大して勉強してなかったんですよね。よく間違えるよね、みたいな問題でまんまと間違えました。普通てっぱんの引っかけ問題はちゃんと覚えますよね。なのにまんまと引っかかるっていうひどい結果。わー恥ずかしい(汗)いや、答え見たらそうだったわってなりましたよ?でも忘れててしっかり引っかかったんですよーーー(涙)。あぐらかいてないで復習すればよかった。めちゃくそ後悔したよ、、。
一年経っても引きずってるくらいに(苦笑)

他にもね、これはよく出るし、よく引っかかるから気を付けてねって問題もしっかり引っかかりましたよ、しかも「これよく引っかかるやつ、知ってるしー気を付けて解こ」って思ったのに間違えました(バカ、、)あとはここは難しくて理解できてないから出ないでくれ!って願ってた範囲出たしね、、んでしっかり勘で解いたし。

勉強法のミスがしっかり結果に表れたのでした。
よく合格できたねって感じですよね。なぜって実は得意な問題がありまして、そこが大きな得点源なんですよ。その問題をほぼノーミスで解けたので点数稼げてなんとかなった感じでした。得意だから楽しくて繰り返し解いていたのが助けとなりました。ふー。

長くなりましたが簿記3級合格までのお話でした。
ここまで読んでくださった方、本当に感謝です!

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