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終焉しつつあるクラシカルスタイル

どうもです。
今日は久々の何もない休みでした。
(我が家ではしまじろうDAYとも言う)

今日は音楽業界の片隅で又は裏側で自分が感じてきた事を赤裸々に話していきたい思います。
こんなん人に話すのは初めてですが、長年ずっと感じてきた事です。

Pangeaにいた頃ですが、それまでのレコード会社や事務所の経験を生かして、ブッキング業務の傍ら、いくつかのバンドのマネージャー(スタッフ)をやってきました。まずは音楽に対して自分が何かしピンと感じるのが大前提で付き合い始めるんですが、名もない、お客さんも居ない、まだ始まったばかりのバンドと会話しながら、アンテナを張り巡らせ、良いところを引っ張り上げ、時には足りない所を補い、バンドがスポンジのように吸収して育っていく姿を見るのは本当に楽しく、何者にも変え難い時間でした。(もはや特殊な趣味の領域?、歴代の彼女にはよくそんなに四六時中バンドのことばっか考えられるね、と嫌味も含めて言われ、よく変人扱いされてました笑)

何にもない0を1や2にする軌道に乗せる作業ってのは右も左もわからない駆け出しのミュージシャンにとって中々難しい事で、経験だけは無駄にある自分にとってそれは容易く、お金だけを与えて囲うそこらのレコード会社の新人発掘育成にも断然負けない自信があった。(やり方は企業秘密)

そしてやがて(予定通り)メジャーに熱心に声をかけられるバンドもいくつかでてきた。当然チャンスではあるので、たいがいのバンド達は飛びつき、親心のような感じだけど、悲しいかな嬉しいかな巣立っていった。しかし、結果はうまくいかない事が殆どだった。

その理由は大体わかっている。

全てがそうだとは思わないけど、大体のメジャーの方はバンドファーストではなく、資本も使っているため、当然ながら自分達の型(レール)にはめ込む。実はそうすることがそのバンドの良さをかき消して行く事に繋がる事が凄く多く、また不思議なのがやってる本人達も客観性を失い、それに気付いてない事が多い。身と心が一致してない状態だと、その後はやれどもやれども結果が出ず、やがて疲弊していき、メンバーが脱退するなど、潰れていくパターンになってしまう。

バンド自身が決めた事でしょうがない事なんだけど、正直に言うと、当時は自分が育てた自負のあるバンド達が、型にはめられ、自由度を失い、自分が思っていた良い所が影を潜め、おもしろくなくなって、ボロボロになっていくのを見守るしかないのは、本当にマジで辛かった。辛すぎた。(辛みの極み)
これは何かの修行か?とすら思ってた。笑

バンドには色んな選択肢があっていろんな目的があるだろうし、自由に選択したらいい。
これは間違いない。

でも、
若く可能性しかないバンドマン諸君に1つアドバイスを送るならば、、

、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、

いわゆる大人と付き合うタイミングがやって来た時、会社などその看板ではなく、相性やセンスも当然あるけど、人をじっくりよく見て本気度を見極めてほしい。これが実に難しいんだけど、この人は会社とは関係なく、理解して自分達にずっと付き合ってくれる覚悟があるのかを計ればわかるかも。
あとは楽しくやれるかどうかも。(これ重要)

なんとなく男女のそれに似てる気がします。

要は、そこに愛があるかどうか。

これが全てかも、、、。

近年、ミュージシャンとA&Rないしはマネージャーの関係性は新しい形が沢山ある。SNSの発達により渦を産むのは、昔のように資本ではなく、(現場レベルでの)アイデアのバランスがより強くなってきてると思う。

メジャーを否定してるわけでは全くなくて(実際自分も若い頃はそこに身をおいていたし)、メジャーに行くと言う以外のやり方でも今の時代''音楽で生きる道''、''音楽を続ける道''は沢山あるはず!!!

おわり!


ご清聴ありがとうございました。

もっと詳しく聞きたい人居たら滋賀にきてください(笑)なんぼでも話します。

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