【ウマ娘】LoH短距離・逃げの位置取り掛かりケア

LoHの逃げは「位置取り掛かり」をどの程度ケアする必要があるのか、実際の掛かり発生確率などを確認してみた。

発端

ルムマでお相手のマーチャン（スタ530、根1200、二の矢あり）が掛かって12位に沈む状況に遭遇した。自分でもスタ523、根1157、二の矢ありのマーチャンが位置取り掛かりで12位になったことがあるので、「稀ではあるが激レアというほどでもなく発生する現象」ではありそうだ。

掛かり確率の復習

掛かり確率（％）は以下の数式で求められる。
(6.5 / log10(0.1 × 賢さ値 × やる気補正 × 脚質補正 + 1.0)) ^ 2 [%]

出典：ウマ娘スクール「出遅れと掛かり」

調子普通、脚質Aのときに賢さ1200で9.74%を覚えておけば十分かと。
賢さが1200あっても、概ね1割の確率で掛かりが発生することは広く知られていると思う。

掛かりの継続秒数と確率

掛かりは、その発生以後、3秒ごとに「掛かりが継続する」or「掛かりが終了する」の二択判定が行われる。その確率は賢さに関係なく継続45%、終了55%だ。

掛かりは最長で12秒まで継続するため、その継続パターンは3秒、6秒、9秒、12秒の4パターンとなる。なお、画面上での掛かり表示アイコンの表示秒数は、掛かり継続秒数とリンクしておらず常に固定のため、実際に何秒掛かっていたのかを判断することはほぼ不可能である。

掛かってから何秒で終了するかの確率は以下の通り。

3秒で終了：55%
6秒で終了：24.75%（0.45×0.55）
9秒で終了：11.14%（0.45×0.45×0.55）
12秒で終了：9.11%（0.45×0.45×0.45）

※ 上記はウマ娘スクールの数値と異なるが、ウマ娘スクール記載の確率数値は合計しても100にならないため誤記だと思われる。
2023/9/14追記：本日ウマ娘スクールを見直したところ合計が100になっていたが、9秒終了と12秒終了の%が上記と異なっている。上記計算が正しいと思うのだが…。

さて、実際に「何秒掛かりが発生するのかの確率」は上記に「掛かる確率」を乗算する必要がある。掛かる確率を9.74%と仮定すると確率は以下の通り。

掛かり3秒：5.36% （0.0974×0.55）
掛かり 6秒：2.41%（0.0974×0.45×0.55）
掛かり 9秒：1.08%（0.0974×0.45×0.45×0.55）
掛かり12秒：0.89%（0.0974×0.45×0.45×0.45）

スタミナに響きそうな、9秒位上掛かりが継続する確率は約2%ある。
LoH150戦のうち、自分以外が逃げを出しているレースが100戦あったとすると、位置取り掛かり発生は約10レース。そのうち約2レースは9秒位上の掛かりになる。また、自分が複数の逃げを出すなら、150戦全てで位置取り掛かりのリスクがある。

プラチナ称号を目指すだけなら無視していい値だが、96傑を目指す人にとってはどうだろうか？

必要スタミナ

「位置取り掛かりをケアしたい！」と考えたとき、それではどの程度のスタミナを確保すれば安全なのだろうか？

実はよくわからない😅
細かいスタミナ消費計算をするだけの知識を持ち合わせていないこともあるが、序盤の下り坂要素などの変動要因も読みきれない。

Webで公開されているスタミナ計算機では、絶好調スタミナ700根性1200でも位置取り掛かりが発生すると不足と出る。（二の矢あり前提。出力1000%積むならもっと必要）

スタミナ計算機

スタミナ計算機の判定結果

スタミナ計算機は掛かり時間を最大（12秒）で内部計算していると聞いたことがあるが、さすがにスタミナを700も積めないだろう。スタ因子ゼロでクライマックス因子発動して650くらいが限度か。

スタミナ600を目指しつつ、緑スキルで根幹、中山を拾えたら採用するくらいが現実的な妥協ラインかなと思う。逆にスタ500では心許ない。最低でも550は欲しいところだ。

うちの暫定マーチャン。
スタミナは合格点だが根性が物足りない。芝Sも欲しいところ。

暫定マーチャン