【ウマ娘】2024有馬チャンミ・Wスタミナデバフをルムマで実践してみた
本記事は、前回記事の後半に記載した「2024年有馬チャンミ用のデバッファー考察」の実践編。未読の方は前回記事を先に参照していただくと、より理解が深まると思う。
前回記事
【ウマ娘】継承564の発動位置とデバフ有効率への影響について考える
◽️ デバッファーの育成について
ネイチャと嫁マヤで育成した。
取得の難しい「逃げ焦り」ヒントを持つサポカを使うため、デッキ構成がスピ1パワ1スタ3賢1とイビツになっている。SRマベちん1枚で賢さ1200にもっていくのがなかなかシンドイ。できれば逃げ焦りは因子化して賢サポをもう一枚入れたい。
育成時、SPが不足しがちなのでクラシック12月までは積極的にレースに出た。そのためネイチャ・嫁マヤともにマイル適正を上げている。青因子はスピ多めの方が序盤レースで勝ちやすいのでオススメだ。
逃げ以外へのデバフスキルも積んでいるが、因子継承したりたまたま拾えたので積んでいるに過ぎない。逃げ用3種を揃えることが重要で、あとはオマケと考えて欲張らない方が良いだろう。
◽ Wデバフの効果量と大逃げへの効果
試作1号、2号が相手大逃げに与える可能性のあるスタミナデバフ効果量(体力消耗量)は下記の通り。
1号:魅惑のささやき3% 逃げけん制1% 逃げ焦り1% スタミナイーター0.5%
2号:魅惑のささやき3% 逃げけん制1% 逃げ焦り1% スタミグリード1%
最大火力合計11.5%
通常の金回復1個が5.5%回復なので、金回復約2個分になる。
しかし「前方5人まで」しか届かないグリードとイーターは先頭の大逃げにはほぼ当たらないだろうし、スキル不発もある。現実的にはざっくり8%程度が期待できる効果量だろう。
では、その程度のデバフ火力で大逃げを歩かせることができるのだろうか?
実際のルムマレース映像を見てみよう。
このレースでは逃げけん制が1個不発、グリードとイーターは届かず。先頭のパーマーには合計9%消耗のデバフを与えて歩かせた。このパーマーは金回復2個を発動していたので、ささやき2発が出ればデバフは十分な効果を発揮するといってよいだろう。
歩いていたパーマーの回復スキルは、金回復2+メリ☆クリ↑パーリー+継承猫マヤ固有で合計回復量は20%。ルムマで見る限り、これが標準的な回復装備のようだ。
◽ デバッファーの脚質問題
前回記事の末尾で悩んだデバッファーの脚質問題、すなわち先行と差しのどちらが良いのかについてもルムマで試してみた。ここで言う「良いとする基準」は「最終直線でどちらの脚質の方が前に居る確率が高いか」になる。前に居るほど継承564トリガーのささやき有効率が高まるためだ。
嫁マヤを先行、ネイチャを差しで10回走らせたところ、9回はマヤが先着ゴールした(残り1回はマヤが大きく出遅れ)。ネイチャは差し用の白加速「がむしゃら」を発動しても、マヤより前でゴールすることはほとんど無かった。つまり、デバッファーの脚質は先行の方が良いという結論になる。マヤは先行用加速スキルを持たないが、それでもなお先行で道中を進むアドの方が大きいということだろう。
先行優位ということはデバッファーキャラの選択にも影響する。先行適正Bのネイチャより、先行Aの嫁マヤ+マミークリークの方が良さそうだ。
また、脚質を先行にすることでスタミナグリードを先頭に当てる確率が高まるという副次効果もある。下記シーンでは先行の嫁マヤが7位でグリードを発動し、2-6位までの相手にグリードを当てている。もし、相手が後方脚質をもっと出走させていて6位で発動できていれば先頭のパーマーまでグリードが届いていたことになる。
デバッファーの脚質を先行にする場合に注意すべきは、エース担当のスキル発動順位条件だ。差し追込エースで相手6人が全員逃げの場合、道中でエースは9位で進んでいく。例えば正月サトノダイヤモンドや通常衣装メジロブライトの固有は8-9位では発動しないので苦しいだろう。Wデバフ使用時のエースキャラ選択は十分吟味したい。
◽ スタミナグリードの取捨選択について
スタミナグリードと魅惑のささやきを併用する場合に最も懸念されることは、「中盤で継承564が発動してスタミナグリードが誤爆、魅惑のささやきが出せない」という状況だ。しかし、ルムマで25戦走って嫁マヤは一度も誤爆しなかった。サンプルとしての数は少ないが、前回記事に書いた理由で誤爆リスクは低いと考えて良さそうだ。お好みの範疇ではあるがスタミナグリードを採用するのもアリだろう。
◽ おわりに
ここまで書いてきてなんだが、Wデバフ戦術は相当バクチ性が高く、広くオススメはできない。エースの仕上がりに相当自信がある人や、決勝で一発下剋上を狙うような人向けと言える。しかし、歩かせて勝つ醍醐味はあるのでチャレンジする人はその辺りを踏まえて取り組んでみて欲しい。