マガジンのカバー画像

ちいさいシマリス

21
昭和の子供はこんなんでした。
運営しているクリエイター

#お菓子

世界の始まり、海のある小さな町

宮崎県の青島 ここに住んだのは人生の最初の何年かだけだけど、自宅の周りの風景も学校までの道のりも、ピアノ教室やお寺の幼稚園までの風景もよく覚えている。 不思議なものでこの町を引っ越して、その後高校卒業まで暮らした海から遠い町のことはところどころしか思い出せない。 小さい頃に見たものや食べたもの、経験や感情などは”人生で初”のものだからだろうか、私の記憶の中の青島はとても鮮明だ。その後に似たような経験をしてもそれが何度目かであり繰り返したものであるので強い印象がないのだろ

南国のすごく美味しいもの、ボンタンアメ

ボンタンアメをひとつ握りしめている。 あまり早く食べてしまうともったいない。 でも美味しいので早く食べてしまいたい。 長く手に持っているとオブラートが溶けてしまう。 次のトンネルが来たらこれを口に入れよう。 小学一年の夏、宮崎の田舎から1時間ほど離れた別の田舎まで、土曜日にひとりで汽車に乗っていた。母方のじいちゃんが国語の教師、高校の校長先生を退職したのちに自宅で習字教室を開いており、そこに通っていたからだ。 学校が半ドンで終わると、駅近くにある父方のばあちゃん家で急いで

幼い日の夢を叶えるお菓子

明日は遠足!お菓子はひとつだけ、2ドル以内!と言われたら持っていくものはこれです。ハリボーサワーキューブス! グミなのですが、ハリボーシリーズのように弾力はなく、求肥とゼリービーンズの中間のような食感です。昔おばあちゃんちにあったオブラートに包まれたゼリー菓子がちょっと固くなったような。 昔からグミが大好きで、どこか遠出をする時に、授業の合間に、帰りの車の中で、ぽいっと口に入れられるように必ずバッグに入っていました。 ここ何年も私のイチオシはクマでも、コーラでも、フルーツ(