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駄菓子屋さん、って近所にありましたか?そしてそのお店には名前があり、看板があり、店名がありましたか? 周りの風景が思い出せますか? 誰ちゃんや誰くんと連れ添って、いくらのコインを握りしめて通っていたか覚えていますか? 宮崎の田舎で育った私がまだ小学校に上がるかどうかの昭和後半ですら、”これぞ駄菓子屋” という風情の店は少なくなっていたのではないかと思います。 私が思い出す唯一の”駄菓子屋” は、海バタの、小さな漁船が連なる入江のような場所から階段をちょっと登ったところにあ
エイミーは出会った時から嫌な感じだった。人当たりも良く、いつも笑顔で、面倒見が良いという周りの評価は知っていたがなんとなく”胡散臭い”感じがして好きではなかった。本能というか、勘というか、経験からくる警報が鳴ったというか、可愛らしい笑顔でも、胡散臭い感じがした。 コロラドの大学に通っていた時に、ボーイフレンドを介して出会ったのだが、最初に会った時から彼女が彼を狙っていたのがわかっていた。あからさまな態度や言葉には出していなかったが、私は知っていた。まぁそれも女の勘だったわけ