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日頃の学習における試験用六法の要否について

 こんにちは!しまだです。
 試験勉強の合間に思ったところを(できる限り毎日)書いていきます。

 昨日、オフラインでの勉強会に参加しました(途中で抜けることとなり、関係者の皆様失礼いたしました💦) 
 その冒頭で「試験用六法って使う必要あるんですか?」という問いをいただきました。

 私見は「自分が『器用である』『要領がいい』と思う人は不要。
それ以外の方は特に過去問検討や問題演習において使った方がいい」です。

 学習参照用六法としては以下のポケ六やデイリー六法などが有名です。

 判例六法を使用される方もいらっしゃいますよね。

 これらの六法を初学者段階で参照することに何ら異論はありません。

 ただし、こと予備論文は「時間との戦い」です。
 以前指導を受けた先輩合格者から強くこのことを意識するよう指導され、かつ本番で実践してみて強く痛感しました(特に「刑法の論証は短く、理由付けは一言で」という言葉がなければ、私の合格はなかったです)。

 そんな試験において参照しなければならないのがこの試験用六法です。

 上記小六法との比較では大きく次の3つの違いがあります。
・条項の末尾に「関連条文の条項番号」が一切ない
分厚い(鈍器)
・条文の「タイトル」が書いていないものがある(刑訴が代表例。刑訴規則はあるのにね、、、)
 日ごろ小六法しか引いていない方がこの六法を本番最初に使いこなす方が無理としか言えないような不親切な彼女六法です。

 本試験受験時から、この六法の使いにくさを痛感していたため、私としては過去問起案や答練模試の際には必ず持参して参照していました。そうすることで、科目の順番・(改正されないかぎり大きくは動かない)主要条文の位置を覚えておけるため、本番それらを血眼で探すことはなくなりました(マイナー条文は別よ。血眼)。

 自分の器用さに自信がない私のような人や、練習では解き切れるのに本番途中答案になってしまうような方には、ぜひ入手・使用をオススメします。

 ただ難点があって、一応上記リンクで購入できるのですが販売時期が本番前ギリギリだったり、時期が過ぎてしまう可能性もあります。
 そう思ってメルカリで去年合格した人の六法を買おうとすると今度は高騰してて手を出しにくい(私は短答落ちの年に7500円で買いました)。。
 ここは正直言って「合格可能性の上昇をお金で買えるか」という点になってしまうので、読者の方のお財布と能力によるかと思います。

 なお、筆者は試験用六法しか持っていないくらいラブです(今年はさすがにデイリー買おうかな)。
 なので、以下科目については主に短答用にコピーして持ってます。
・憲法、刑法などの条文少ない系(逐条使わない人は民訴もオススメ)
・行政事件訴訟法の36条~37条番台、刑訴の捜査or伝聞周りなど、要件を比較して覚えたくなるような条文
※ロー時代は時間を持て余していたので民法と会社法も全印刷していました。非推奨です。途中で抜けが出て死にたくなります。

 これらを日ごろから参照すると慣れることができるのでオススメです。
 ローの図書館や、(もしかすると)大学の図書館にもあるので探してみてください。

 ではまた!午後も頑張りましょう👍

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