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暖房器具の選定について

雪国であたたかく過ごしやすい新築注文住宅を建築家と共に実現しませんか?私たち島田組は100年にわたり地域に根ざした建築を手がけお客様の個性やライフスタイルを大切にしながら、暖かく快適な住まいをご提供しています🏠❄️→詳しくはHPにて皆さん、


新居を構えるとき暖房器具の選定について
悩まれてる方もいらっしゃると思い記事にしてみました。
島田組的『雪国の暖房4選』
簡単ですが、各暖房器具についてメリデリご説明いたします!

寒冷地用AC

Panasonic様 フル暖 エオリア転載

『寒冷地用AC』あまり聞きなれない名称かと思います。
皆さんが馴染みがありそうな商品名ですとパナソニック『フル暖』 三菱『ズバ暖』 日立『メガ暖』等の方が伝わりやすいでしょうか?

寒冷地用ACを分かりやすく一言でご説明すると『雪国でも冬のメイン暖房として使えるAC』と言った感じでしょうか。
基本性能は各社同一といった感じで、厳寒期の外気温-20℃ほどの環境下でも、吹き出し口付近では最高60℃程度の温風を室内に送り、ボタン一つでスピーディーにお部屋を快適な室温にしてくれます。
従来の普通ACですと、運転中1~2時間の間に必ず霜取り運転をしACが止まってしまい室温が急激に下がってしまい、あまりメイン暖房としては考えられてきませんでしたが、寒冷地用ACの台頭によりここ10年ぐらいの間に普及したイメージです。
冬場のメイン暖房としてだけではなく、夏場のメインACとしても使える
1台で2役もこなしてくれる頼もしいやつです。
デメリットとしては室外機を取付なければならないので、外観のデザインを崩す要因になりやすいので、室内機・室外機の取付場所は考慮が必要です。
昔から灯油ストーブで育ってこられた方で、ACの暖房では物足りないという方も少数ですがいらっしゃいますので、実際に冬の展示会やショールーム見学などで比較されたほうがよろしいかと思います。

FF式ストーブ

CORONA様 FF式ストーブ フィルネオ転載

雪国の方なら馴染みが深いと思いますが、
燃料は灯油を使い、ストーブ本体内部で燃焼した空気をクリーンな状態で
室内に送り込んでくれます。
石油燃焼機器の利点(実際に火がおきる)を生かしお部屋を素早く温めてくれて、外気温の低い真冬でも能力を最大限発揮してくれます。
デメリットとしてはストーブ本体と灯油タンクの設置場所の確保が必要となりますので初めに考慮しておかなければいけない点です。
燃料も定期的に入れなければならないので、燃料切れの心配も少なからずあります。近くのスタンドで定期的に給油して頂くと安心してご使用いただけると思います。

薪ストーブ


QUADRAFIRE DISCOVERY転載

雪国と言えば『薪ストーブ』ぐらいの存在感。
薪ストーブならではの圧倒的火力、断熱性能の低い住宅でもストーブ1台で間取りによっては家じゅう暖かなんてことも可能にしてしまう圧倒的火力のスゴイやつ。
実際に火が揺らぎ、薪がパチパチと音を立てて燃え、視覚・聴覚で体感できるのも薪ストーブの魅力の一つではないでしょいうか。
どちらかと言えば、ご主人の方から声が上がり導入に至るケースが多いですね。男性はストーブの前でお酒を飲むの、憧れますよね。

続いてデメリットですが、一番は燃料(薪)の確保が一番ネックとなってきます。そもそも、薪として販売されているものは意外と高価だったりします。1~2時間程度で燃え尽きてしまう薪で600円ぐらいでホームセンターで販売されているのをよく見ますが、とても使えませんよね。
ある程度、薪を無料で貰えたり、森を所有しているなどの環境の方でないと
燃料代だけでかなりの金額を使ってしまうので、この辺も検討が必要です。
あと一つは、薪のストック場所ですね。
1シーズン大体、高さ2mほどに積んだ八畳ほどの広さ分の薪を消費するそうです。薪も切ってすぐには使えないので、1年程度乾燥させる必要があります。ですので、薪のストック場所は最低でも16帖程度、敷地内もしくは敷地外に必要となってきますので、検討が必要な点となります。

温水ルームヒーター(都市ガス)

Rinnai様 温水RH画像転載

都市ガスが導入されている地域の方(この辺ですと魚沼市)にお勧めしたいですね。
選択肢が増えることは非常に悩ましいことですが、プロパンガスしかない地域(南魚沼市民)からすると羨ましい限りです。
本題に戻りますが、温水ルームヒーターのメリットは
熱くなりすぎない約70℃の温風が床面に広がりお部屋のすみずみまで心地よい暖かさを運び、足元からスピーディに暖めます。
お子様のやけどや、火事も起こりにくいので寝室や子供部屋、お年寄りのお部屋まで安心の温水暖房です。
それと、簡単に取り外しができる温水コンセント方式も特徴の一つです。使わない時期は本体を外して収納し、お部屋を広く使えます。

デメリットとしましては、各個室用に設計されたようなので他の暖房機器のような大型暖房機種の設定がない(最大でも15帖程度)ので、一台で全館暖房とかは難しいかなと思います。
それと、プロパンガスでこちらをやってしまうと毎月のランニングコストがえらい事になりますので注意が必要です。

それぞれの特徴を理解して
皆様のライフスタイルに合う暖房機をご選択ください。

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