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換気システムについて

雪国であたたかく過ごしやすい新築注文住宅を建築家と共に実現しませんか?私たち島田組は100年にわたり地域に根ざした建築を手がけお客様の個性やライフスタイルを大切にしながら、暖かく快適な住まいをご提供しています🏠❄️


換気の目的

換気を行うことで室内に新鮮な空気を取り込むことができ、閉め切った室内にたまった二酸化炭素、ダニやウィルスといった身体に有害なものを含んだ空気を外に出して新鮮な空気と入れ替えることができます。 次に、室内にこもった食べ物などの様々なニオイを排出することが主な目的となっております。


建築基準法では?

住宅に使われていた揮発性有機化合物によるシックハウス症候群などの健康被害を踏まえ、2003年に換気に関するルールが以下のように改正されました。

  • すべての居室に換気設備が必要

  • 建築確認申請書に「換気回数」を記載する必要

  • 24時間換気が可能な機械換気設備設置の義務

24時間換気では、1時間あたり家の容積の0.5回換気が義務づけられています。例えば家の容積が100㎡であれば1時間に50㎡の換気できるシステムの設置が必要ということです。

・第一種換気とは?


第1種換気は給排気を機械で行う換気システムです。
熱交換器を付けることで、排気する空気から熱を取り出し給気する空気に戻すことができます。
・第1種換気のメリット・デメリットをご紹介します。

〇メリット

・熱交換の仕組みにより、外気温の影響を受けずに部屋の空気を一新できます。例えば計算上は、交換効率90%だと、室温20℃の空気を排出する際は0℃の空気と交換して、18℃の空気を取り込めます。

・空気の循環の一定化。第一種換気では給気と排気を機械でコントロールしておりますので非常に効率よく換気できます。
高気密住宅の場合さらに〇

・熱交換の仕組みにより外気温の影響を受けにくいので、冷暖房費の節約になります。

×デメリット

・3種に比べると機械本体代金や吸気の配管が必要になってくる為、導入コストが割高な傾向になります。

・ランニングコスト、月の電気料は数千円となり月額数百円で賄える3種と比べると毎月の負担は大きくなります。

・メンテナンス性、機械給気部分・排気本体部分のお掃除を3か月~6か月程度に1回、フィルターのお掃除をしなければなりません。3種換気と比べるとお掃除の頻度、箇所が増えてしまいます。

 

・第三種換気とは?

第三種換気は給気を自然還流、排気を機械で行う換気システムです。
非常にシンプルなシステムでイニシャルコストも安く広く普及しております。

・第三種換気のメリット・デメリットをご紹介致します。

〇メリット

・非常にシンプルなつくりなので機械本体が安い。
・上記内容と似ておりますが、機械本体が非常なシンプルな作りですので使用10年以降の本体故障時に、部品交換だけで修理可能なケースもあります。
・ランニングコストが安い。1か月の電気代は数百円程度でご使用いただけ        ます。
・メンテナンスが楽。基本的には機械本体のファンを半年~1年に1回掃除して頂くだけでOKです。

×デメリット

・給気が自然還流となっておりますので、外気がそのまま室内に入ってきますので、冷暖房効率が悪くなってしまい電気代が嵩む傾向にあります。

・特に冬場など、給気場所によっては冷気の侵入により、ベッド周りなど居づらい場所ができてしまうかも。

まとめ

現在、島田組では第一種換気(マーベックス 棲家)を標準仕様とさせて頂いております。
イニシャルコスト・ランニングコストは3種換気に比べると少し嵩んでしまいますが、熱交換システムによる室内温度環境の向上・湿度コントロール・花粉・PM2.5などの有害物質の除去など、総合的に判断すると我々の答えとしては第一種換気をお客様におすすめしたいという結論になりました。
今後、住宅を検討されます皆様もこの記事をぜひ参考にして頂き自分たちの暮らしにはどちらが合いそうか検討して頂ければと思います。

Q&A

・お手入れ方法は?メンテナンスが不安です・・・・
A:第一種換気については脚立にも上らずにフィルターの掃除が可能です。
 第三種換気は年一、天井に取り付けられた本体のフィルターを洗っていただくだけです。

・コストは?
A:第一種換気で月々数千円、第三種換気で月々数百円となります。

・おすすめは?
A:何を優先するかによりますが、室内環境を優先せれたいかたは第一種換気、コストを優先されたい方は第三種換気ではないでしょうか。


・設置場所は?
A:第一種換気が床下。 第三種換気が天井部分となります。


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