ドラマ脚本「同棲解消」(60分程)

ドラマ脚本「同棲解消」(60分程)
第34回 フジテレビヤングシナリオ 二次審査通過作品(2022年3月応募)

あらすじ

デザイナーの福田美帆(29)が、プレゼンを行う。製菓会社の斉藤(40)と横田(39)。美保の上司・宇野健一(31)と後輩の鈴木セリナ(26)が、聞いている。斉藤の指摘で美帆が言葉に詰まり、健一がプレゼンを引き継ぐ。
 会議後。健一が、美帆に別れを切り出す。2人は結婚を前提に同棲していた。美帆が「こんな時期に、引っ越しできない」と言うと、健一は「仕事が落ち着くまでルームシェアで」と告げる。
翌日。美帆が、健一に別れたい理由を聞くと、美帆のだらしなさが気になっていた。
後日、斉藤達へのプレゼン。指摘を受けて美帆が慌てる。再び、健一がプレゼンを引き継ごうとしたが、美帆が続ける。けれども、斉藤達を怒らせそうになり、健一がフォローする。
会議後。健一が「仕事は協力し合うものだ」と美帆に告げると「家では、個人プレーを好むくせに」と呟き、美帆は立ち去る。
 美帆が家の中を掃除していると、酔った健一が帰宅する。健一は、セリナに「論破野郎予備軍」だと言われて、「自分は面倒くさいやつなのでは?」と、思い悩む。
 翌日。母・梢(54)と会う美帆。梢は5年前に旦那を亡くして、ほっとした気持ちもあったと告白する。目が覚める健一。斉藤からの電話で、今回の案件を保留にして欲しいと頼まれる。旧友の綾部宏人(31)と、偶然会う。結婚している宏人が「色々言い合うことが、誰かと暮らすことだ」と、健一に告げる。
 美帆に案件が無くなったことを告げる健一。引っ越し作業の確認の為、不動産を訪れた美帆と健一だが、手続きの煩わしさに気後れする。
レストランに入る美帆と健一。すると、健一は「今まで、美帆になに一つ、自分を預けてなかった」と謝罪する。返す言葉がない美帆。
駅のホームで電車を待つ美帆と健一。すると、包丁を振り回す青年が現れる。美帆が寸前のところで、健一に助けられる。共に生きていく事を誓い、抱き合う美帆と健一。

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